夏に特に気になる“体臭”、実は病気が隠れているかも・・・②

今回は前回に引き続き、“体臭”についてです。
前回は、体臭の原因や、体臭を抑える食べ物、2種類の汗腺の違い、病気が原因で体臭がすることなどについて書きました。
前回のブログはこちらをチェック

今回は体臭やニオイの予防についてご紹介します!

汗をそのままにしないことが1番の予防!

前回のブログでも紹介しましたが、体臭の原因は「汗」!
汗をそのままにしないことがポイントです。汗をそのままにしておくと、雑菌が増殖しニオイが発生するので、汗が溜まりやすいところを清潔に保つことが予防になります。

・外出中の対策

汗を放置するとニオイの原因となるので、汗を抑える・拭き取ることを心掛けてください。
汗を抑えるには制汗剤を活用し、汗をかいたときは早めに汗拭きシートやタオルなどで汗を拭き取りましょう。
またタオルの場合は乾いたタオルよりも濡れたタオルの方が汗とともに皮脂の汚れや雑菌も取り除くので、できれば濡れたタオルを使用するとなお良いです。

・入浴

汗をかく夏場は特に毎日入浴やシャワーをして汚れを落として清潔に肌を保ちましょう。
殺菌成分が入ったボディソープなどを使うと効果的ですが、肌の弱い人、肌荒れしやすい人は低刺激で弱酸性のものを選んでください。
ボディソープはしっかり泡立てて、汗が溜まりやすい部分(脇、ひじ裏やひざ裏)は念入りに洗いましょう。
また、わきのニオイが気になる方は、わき毛の処理をすると通気性がよくなりニオイ対策に効果的です。
髪の毛が濡れたままにしておくと髪の毛や頭にも雑菌が繁殖するので、必ずしっかり乾かしてから寝るようにしましょう。

生活習慣を見直そう

暴飲暴食、運動不足、ストレス、喫煙などの乱れた生活は汗や皮脂の成分を変化させ、体臭の原因につながります。

・食生活

腸内環境を整える食品、納豆・豆乳などの大豆製品、緑黄色野菜やきのこ、海藻類などを積極的に摂取するように心掛けましょう。
たんぱく質は分解されるとアンモニアなどのニオイの強い物質をつくります。また、脂質も分解されると脂肪酸となりニオイの原因になるので、動物性たんぱく質や脂肪の多い食品は控えるようにしましょう。
動物性たんぱく質、脂肪が多い食品…肉類、バター、チョコレート、牛乳やチーズ、卵など

・ストレス軽減

ストレスは発汗を多くし、ニオイの原因にもつながるので自分なりのストレス解消・リフレッシュをおこない、ストレスがかからない生活をしましょう。
ニオイをあまり気にしすぎるのもストレスになるので注意!

・運動不足

汗をかかないと汗腺の機能が低下し、汗の質も悪くなります。
汗をかく機会があまりない人は、ウォーキングなどをとりいれ汗をかく習慣をとりいれましょう。
汗をかいた後は放置せず、拭き取ったり、お風呂に入ったりなどのケアも忘れずに行いましょう!

これから夏に向かって暑くて過ごしにくい季節がやってきます。
汗をかく機会も多くなり、より一層ニオイ対策が必要です。
コロナ禍も落ち着き、今年の夏は外出する方も多いのでないでしょうか?
心も体も清潔に保ち、楽しい夏を過ごしましょう!

<参考サイト>
くすりと健康の情報局
体臭改善は食べ物から!体臭きつい人に共通する食事とニオイを防ぐ食品とは?(green house)

監修者プロフィール
  • 耳鼻咽喉科
野田のだ 一郎いちろう先生
野田耳鼻咽喉科(兵庫県宝塚市)院長。 福井医科大学(現福井大学医学部)卒業。 海外に赴任した患者さんから海外医療に関する不安を多数聞いて、「インターネット上で相談することで、不安を解消できるのではないか」と思いつき、YOKUMIRUシステムを共同開発した。自身も留学経験があるため、海外在住邦人の不安に寄り添い、親身になって相談に乗ってくれると定評がある。
著者プロフィール
中野なかの 紗瑛さえ
文具メーカーでプロダクトマネージャーを担当後、システム開発販売会社で販売促進やイベント企画を経験。その後、フリーのプランナー・コピーライターとして、商品企画と販売促進全般、店舗、経営者、政治家、医者などの取材、ライティングを数多く手がける。2021年より、YOKUMIRU株式会社のブランディングマネージャーに就任。医療、健康、美容、飲食系のライティングを得意としている。
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