【医師監修】紫外線に負けないための極意(その1)

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初夏となり日本でも陽射しが強くなってきました。海外にお住いの方、これから海外へ旅行を予定している方も、万全な紫外線対策はされていますか?
世界中どこにいても、日中は紫外線対策をする必要があります。紫外線による肌老化(光老化)は、皮膚の炎症やシミの発生、コラーゲンの減少やエラスチンの破壊などによるハリ・弾力の低下、シワなどのきっかけになります。肌老化の原因の8割が紫外線によるものとも言われています。
では、紫外線からしっかりと肌を守って、美肌を保つにはどうすればよいでしょうか?

 

目次

●紫外線から肌と目を守るアイテムと日焼けしにくい服の色
●うっかり日焼けを防ぐ5つの塗り忘れチェック
●もっと知りたい!日焼け止めのSPFとPA

 

紫外線から肌と目を守るアイテムと日焼けしにくい服の色

日焼け防止のアイテムとしてよく用いられるのは帽子や日傘、アームカバーなどですが、最近では目の紫外線対策として、UVカットのサングラスやメガネも多く見かけるようになりました。目から入る紫外線が、シミの元となるメラニン色素を体内で増加するのを防ぐために、サングラスはした方がいいでしょう。

また紫外線を通しにくい生地のアウターも、夏場には店頭に並んでいます。服の色によって紫外線をカットする効果が高いのは、黒>青>緑>黄>赤 の順です。しかし一番効果の高い黒色は熱も吸収してしまうので、陽にあたると暑いです。陽が強い時は、見た目にも涼しい青や緑を選ぶとよさそうですね。私はツバの広い青い色の帽子をかぶるようにしています。

うっかり日焼けを防ぐ、5つの塗り忘れチェック

日常で紫外線対策というと、お顔だけ日焼け止めを塗っていませんか?実はそれだけでは足りないんですよ~!! 意外と日焼け対策で忘れがちなのは
1. うなじ:短髪や髪をアップにしているとうっかり日焼けします
2. デコルテ:胸の開いたシャツを着ているとエプロン焼けします
3. 腕から肩口:タンクトップやノースリーブを着た時は要注意です
4. 指先:ロングスリーブを着て手だけ出ているとグローブ焼けします
5. 足先:サンダル焼けやソックス焼け、短パンは太もも焼けに注意

例えば屋外で長く過ごす場合、曇っていても紫外線を浴びていると、知らず知らずのうちに焼け過ぎてしまい、皮膚の薄い部分は炎症を起こすことがあります。肌を露出する服装で屋外に出る時は、日焼け止めを塗り忘れないよう気をつけましょう。

もっと知りたい!日焼け止めのSPFとPA

ところで、日焼け止めのSPFの数値は、大きいほど良いと思っていませんか?もちろんSPFの数値が高いほど、日焼け止めの効果は長い時間持続しますが、肌への負担も大きいので適切な数値のものを選ぶようにしましょう。

SPFの意味と数値効果

「SPF」はSun Protection Factorの略です。短時間で肌に赤みや炎症を起こさせ、シミ・そばかすの元になる紫外線B波を防ぐ効果を指数で表しています。紫外線B波が人の肌に影響を与えるまでの時間は、20分程度と言われていて、SPFはその影響を与え始めるまでの時間を、どれだけ遅らせることができるかという数値なのです。

例えば、SPF15であれば、20分×15=300分となり、約5時間は日焼けをしにくくするということです。SPF50が良さそうに思えますが、20分×50=1000分 約16時間 となります。もし、真夏の炎天下で屋外に長時間いる場合には、SPFが高いものの方がよいかもしれませんが、し朝の通勤時やちょっとした外出、そして夏以外はSPFが低いもので十分です。

ちなみにSPF15で、約5時間の紫外線B波をカットしますが、5時間後は効果が無くなります。5時間後にまた紫外線を浴びるようであれば、一度洗顔をしてから、塗り直しをしてください。上塗りをしたくなるかもしれませんが、最初に塗った日焼け止めは、肌の上で酸化してしまうので必ず洗い流しましょう。肌トラブルを抑えるために、一度キレイに洗顔して塗る直しすることをオススメします。

PAの意味と表記の見方

「PA」とは、Protection Grade of UV-Aの略で、PA値は一時的な黒化を引き起こし、長時間かけて肌の弾力を失わせ、シワやたるみなど肌の老化を引き起こす紫外線A波を防ぐ効果を表します。紫外線A波は、紫外線のうちの約95%を占める紫外線B波に比べると弱いエネルギーですが、雲やガラスを透過しさらには肌の奥まで浸透してダメージを与えます。PAの「+」の数が多ければ多いほど高い効果を示し、+であれば「やや効果あり」、+++であれば「非常に効果あり」と判断します。

紫外線A波は、比較的季節を問わず降り注いでいます。日常での利用、例えば買い物やちょっとした散歩程度であれば「やや効果がある」のPA+か「効果がある」のPA++程度で問題ないです。最高値のPA+++は、長時間屋外にいる場合、例えば海や山などのレジャー、野外フェスなどの場合に選ぶなど、利用シーンに応じて選ぶのがよいでしょう。

次回は日焼け止めによる肌トラブルを防ぐ極意を紹介いたします。
お肌の状態が気になったら、ヨクミルで皮膚科医に相談しましょう。日焼けによるお肌のトラブルでお悩みの場合も、こちらへご相談ください。

<参考サイト>
@cosme 日焼け止めのSPF・PAの意味って?効果や違い・選び方をご紹介

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監修者プロフィール
相談科:
  • 耳鼻咽喉科
専門領域:
  • 耳鼻咽喉科
野田のだ 一郎いちろう先生
野田耳鼻咽喉科(兵庫県宝塚市)院長。 福井医科大学(現福井大学医学部)卒業。 海外に赴任した患者さんから海外医療に関する不安を多数聞いて、「インターネット上で相談することで、不安を解消できるのではないか」と思いつき、YOKUMIRUシステムを共同開発した。自身も留学経験があるため、海外在住邦人の不安に寄り添い、親身になって相談に乗ってくれると定評がある。
著者アイコン 著者プロフィール
中野なかの 紗瑛さえ
文具メーカーでプロダクトマネージャーを担当後、システム開発販売会社で販売促進やイベント企画を経験。その後、フリーのプランナー・コピーライターとして、商品企画と販売促進全般、店舗、経営者、政治家、医者などの取材、ライティングを数多く手がける。2021年より、YOKUMIRU株式会社のブランディングマネージャーに就任。医療、健康、美容、飲食系のライティングを得意としている。
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