【コラム】日常にも危険が潜む熱中症に注意!

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日常にも危険が潜む熱中症に注意!

日本では毎年5万人以上が『熱中症』で救急搬送されています。
炎天下の屋外に限らず家の中にいても発症することが多く、最近ではマスクを着用するため増えていると言われます。
熱中症の原因と予防法を探ってみました。

熱中症とは

体温が上昇して、体内に熱が溜まることによって起こる体の不調のこと。
体温が上昇すると、人の体は通常汗をかいたり皮膚温度を上昇させたりして熱を体外へと放出しようとしますが、体温調節機能が乱れていると熱中症を発症してしまいます。

熱中症になりやすい条件

●気象・環境
気温や湿度が高い、暑くなり始め、風が弱い、日差しや照り返しが強い、閉め切った部屋や車内など。

●からだの状態
乳幼児や高齢者、暑さに慣れていない、疲れ、寝不足、二日酔い、下痢、糖尿病や精神疾患といった持病など。

●行動
激しい運動、慣れない運動や作業、長時間の屋外作業、水分補給できないなど。

この3つの要因が組み合わさることにより、熱中症を引き起こす可能性が高まります。

マスク熱中症にも注意!

日常的にマスクを着用するようになったことが、熱中症のリスクを高めていると言われています。
マスクをしていないときに比べると下記のような傾向があり、気づかないうちに身体に負担をかけています。

・呼吸が妨げられ体熱を放散しにくくなる。
・口の渇きを感じにくく水分補給が不十分になり脱水が進みやすい。
・心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇しやすい。

熱中症重度別の対処法

Ⅰ度  応急処置で対応できる軽度
めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、手足のしびれ、気分不快
→ 涼しい場所に移し、からだを冷やして水分と塩分を与える。改善しないようなら病院に搬送を。
Ⅱ度  病院への搬送を必要とする中等症
頭痛、吐き気や嘔吐、体がグッタリする、力が入らない
→ 自分で水分と塩分をとれない場合はすぐに病院に搬送する。
Ⅲ度  入院して集中治療の必要性がある重症
高体温(40度以上)、意識がない、全身のけいれん、呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
→ 危険な状態なので、すぐに病院に搬送する。

熱中症予防の5つのポイント
1. 無理せず暑さを避けましょう
 涼しい服装にして、エアコンなどで部屋の温度を調整する。
 暑い日や暑い時間帯の運動や作業を避ける。
2. 適宜マスクを外しましょう
 屋外で人と十分な距離が確保できる場合には、マスクを外す。
 マスクをしているときは、負担のかかる作業や運動を避ける。
3. こまめに水分補給しましょう
 のどが渇く前にこまめに水分補給する。1日1.2リットルを目安。
 大量に汗をかいたときは塩分補給も忘れずに。
4. 日頃から健康管理しましょう
 体調が悪いときは無理せず自宅で静養を。
5. 暑さに備えたからだ作りをしましょう
 暑くなり始める前から適度に運動をする。
 「やや暑い環境」で「ややきつい」強度で毎日30分。

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