皮膚科のスポーツドクターとしてトップアスリートの診療を担当されている津田先生に、ご専門や得意分野、その道を選んだ理由などをお聞きしました。

― ヨクミルをお知りになったきっかけ、興味を持った理由は？
朝日新聞の記事を読み、「こういうサービスがあれば良い」と以前から感じていたこともあり、「私にも何かお手伝いできるのでは？」と直感的に思いました。現在は国立スポーツ科学センターで、トップアスリートの皮膚科の診療を担当しています。アスリートに限らず、海外で健康や医療で悩む方のお力になれたら嬉しいです。

― 先生の専門分野や得意分野を教えてください。
スポーツに関連した皮膚トラブルや、子供の皮膚トラブルを得意としています。自身の競技力に限界を感じスポーツドクターになる道を選びました。アスリートの方の症状は一般の方と変わりませんが、競技日程にあわせて診療計画を立てたり、アンチ・ドーピング規程に違反したりしないよう配慮が必要です。皮膚トラブルだけでなく、選手の心のケアも含めて日々診療しています。また、私自身現在3人の子供の子育て中であり、お母さんの気持ちに寄り添った診療を心がけています。

― 普段どんな症状を診察・治療をされていますか？
国立スポーツ科学センターでトップアスリートの診療をするほか、クリニックでスポーツ愛好家から部活動の生徒、乳児からご高齢の方まで、一般的な湿疹やニキビなどの様々な皮膚疾患の診療をしています。アスリートには、メンタルコンディショニングの一環としてスキンケアのアドバイスもしています。ニキビ、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などはストレスで悪化することが多いため、上手にスキンケアを取り入れることで気持ちが落ち着き、症状も改善します。

― 専門分野を選択された理由を教えてください。
私自身、皮膚が弱かったこともあり、皮膚は実際に目で見て診断・治療を行うことができる、わかりやすい分野だと思いました。皮膚は人体最大の臓器と言われていて、皮膚に守られることによって私たちは生命を維持しています。そしてストレスが皮膚トラブルのかたちで表れることも多く、とても興味深い分野だと思いました。

― 先生のご趣味やリフレッシュ法を教えてください。
家族と温泉地に旅行したり、スポーツ観戦をしたりすることです。サポートしている選手がいる試合を観戦して、応援しながら怪我の状況も確認しています。最近は自分の体調管理のためにヨガをしています。

― どんな人にヨクミルを利用してもらいたいですか？
今後は、AIが診断をサポートする時代になると思います。その中で求められるのは、症状の診断だけでなく、人の心に寄り添うことのできる医師だと考えています。医療相談では、薬の紹介だけでなく、丁寧なヒアリングを行うことを心がけています。また、正しいスキンケアの知識で皮膚の健康を保つことは、皮膚トラブルの予防だけでなく、身体全体の健康管理にもつながります。皮膚トラブルを未然に防ぐためのアドバイスも行っていますので、どうぞ気軽にご相談いただければと思います。