
「今日、大人と話したのは、お店の店員さんだけだった…」
子どもが赤ちゃんだった頃、そんな日がよくありました。
「誰か大人と話したい。」たったそれだけなのに、その相手がいない。
そんな毎日を過ごしていたことを、今でも時々思い出します。
海外での生活は、新しい発見や出会いがある一方で、ふとした瞬間に孤独を感じることがあります。
夫は仕事で忙しく、子どもは少しずつ学校や友達との時間が増えていく。
気づけば、自分のことを話す相手がいない。
「こんなことで寂しいなんて。」そう思ってしまうこともありました。
でも今振り返ると、あの気持ちは決して特別なものではなかったのだと思います。
海外で子育てをしていると、日本にいた頃のように、実家へ気軽に立ち寄ったり、友達と何気なくランチをしたりすることは簡単ではありません。
時差もあるので、「今ちょっと話したい」と思っても、日本の家族や友人にすぐ連絡できないこともあります。
そんな環境で暮らしていれば、孤独を感じる日があるのは、ごく自然なことなのかもしれません。
私も、「私が頑張らなきゃ」と思っていた時期がありました。
言葉のこと。
学校とのやり取り。
慣れない生活。
子どものこと。
気づけば、自分の気持ちはいつも後回しでした。
でも、人は一人で頑張り続けることはできません。
疲れた日は「疲れた」と思っていい。
誰かに「ちょっと聞いて」と話したくなる日があってもいい。
そんなふうに思えるようになってから、少しだけ気持ちが楽になった気がします。
「もっと友達を作らなきゃ。」
そう焦ったこともありました。
でも、無理に人とのつながりを増やそうとしなくてもいいのかもしれません。
日本の家族と短いメッセージを送り合う日があってもいい。
好きな飲み物を飲みながら、少しだけ自分の時間をつくる日があってもいい。
同じように海外で暮らしている人の話を読んで、「私だけじゃない」と思えるだけでも、心が軽くなることがあります。
孤独をなくそうと頑張るより、「今日は少し寂しいな」と、自分の気持ちを認めてあげることも大切なのかもしれません。
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子育てのこと、自分自身のこと、誰にも話せずに抱え込んでいる気持ちも、日本語で相談することができます。
「こんなことで相談していいのかな」と思うようなことでも、一人で抱え込む必要はありません。
今日も慣れない環境の中で、家族のために頑張っているあなたへ。
一人で頑張り続けなくても大丈夫。
誰かに話すことも、自分を大切にすることも、決して弱さではないのだと思います。


