「現地のお母さん」のように寄り添い 医師とともに留学生の心と体を支える

現地サポートだけでは解決できない医療面の不安
カナダ・イギリスを中心に、小学生から高校生までの留学をサポートするFORWARD様。学校選びから現地生活、保護者への報告まで、一人ひとりに寄り添ったきめ細かなサポートを強みとしています。生徒が海外で体調を崩した際の医療面のサポート体制を強化するため、YOKUMIRU「留学ドクターパス」を導入。現在は短期留学プログラムにサービスを組み込み、留学生が日本語で医師に相談できる環境を整えています。導入の背景や実際の利用事例、今後の留学生支援について、FORWARDの岡田様にお話を伺いました。
留学ドクターパス導入前には、どのような課題がありましたか?
私たちは、カナダとイギリスを中心に、小学生から高校生までの留学をサポートしています。幸い、これまで大きなけがや病気などのトラブルはほとんどありませんでした。ただ、海外で生活している以上、いつ何が起こるかは分かりません。特に不安だったのは、留学生が体調を崩した際に、医療の専門家ではない私たちが「病院に行った方がよいのか」「もう少し様子を見ても大丈夫なのか」といった判断を求められることでした。
海外では日本と医療制度が異なり、病院の予約が取りにくいこともあります。また、英語で自分の症状を説明することは、留学生にとって大きな負担です。だからこそ、万が一のときに日本語で医師に相談できる体制があれば、より安心して留学生活をサポートできると考えていました。

カナダでのサマーキャンプの様子
導入前は、留学生の不調にどのように対応されていましたか?
導入前から、学校のスタッフと密に連携し、留学生や保護者の方とは24時間LINEでも連絡を取れる体制を整えています。例えば、保護者の方から「子どもの体調がよくないようなので、様子を見てもらえますか」と連絡があれば、学校側に状況を確認して、その様子を保護者の方へお伝えしています。自分から体調不良を相談することが難しい留学生もいるため、日頃から学校スタッフにも様子を確認してもらっています。こうした日常的なサポートは大切にしてきましたが、医療的な判断については専門家に相談できる環境が必要だと感じていました。
手厚い現地サポートに、医療の専門家によるサポートをプラス
留学ドクターパスを導入されたきっかけを教えてください。
提携しているカナダの語学学校のスタッフから、YOKUMIRUをご紹介いただいたことがきっかけです。海外で体調を崩したときに、日本語で医師に相談できるという点に魅力を感じました。私たちが一番大切にしているのは、留学生一人ひとりに合わせた手厚いサポートです。学校選びから現地での生活まで細かく対応し、短期留学でも学校を訪問して留学生と面談を行い、保護者の方へ留学中の様子をお伝えしています。
そのようなサポートに、医療の専門家へ相談できる体制が加わることは、留学生や保護者の方だけでなく、私たちエージェントにとっても大きな安心につながると感じました。

留学ドクターパスが標準で組み込まれた留学プログラム(FORWARD様ホームページより)
現在は、どのような形で導入されていますか?
現在、短期留学プログラムには留学ドクターパスを標準で組み込み、利用料もプログラム料金に含めています。体調不良はいつ起こるか分からず、特に初めて海外で生活するお子さんにとっては、不安も大きいと思います。そのため、希望者だけが申し込むオプションではなく、参加するお子さん全員が、必要なときに日本語で医師に相談できるようにしています。長期留学については、留学生それぞれのご希望を伺いながら、個別にご案内しています。
実際のオンライン医師相談で感じた安心
導入後に感じている変化はありますか?
導入によって、体調不良の際に、学校や現地スタッフによるサポートに加えて、日本語で医師に相談できる選択肢ができました。まだ利用事例は多くありませんが、私たちでは判断に迷うときにも、専門家に相談できる体制があることを心強く感じています。
実際に留学ドクターパスを利用された事例はありますか?
この夏、ロンドンのプログラムに参加していた中学生の生徒さんが、初めてYOKUMIRUを利用しました。暑い日のアクティビティ中に体調を崩し、腹痛や吐き気があったため、先生と一緒に学校へ戻って休んでいました。私も学校側に状況や対応を確認していました。症状は落ち着いてきていましたが、念のため医師への相談をおすすめしました。
予約時間に行き違いがあったのですが、YOKUMIRUのスタッフの方が医師と調整してくださり、無事に相談できました。医師に相談できることに加え、相談までの調整をサポートしていただけたことも心強く感じました。
医師に相談できる環境について、どのように感じていますか?
保護者の方が特に不安を感じられるのは、離れて暮らすお子さんが体調を崩したときだと思います。学校や現地スタッフが身近で様子を確認し、健康面で気になることは日本語で医師に相談できる。その両方があることは、保護者の方にとっても心強いのではないでしょうか。私たちも、専門家の助言を得ながら留学生を支えられることに、大きな意義を感じています。
小さな悩みも話せる関係を大切にしたい
留学生の健康を守るために、今後はどのような支援をしていきたいですか?
体の健康はもちろんですが、心のケアもとても大切だと考えています。心の調子がよくなければ、勉強に気持ちが向かなかったり、学校に行くこと自体が嫌になったりして、せっかくの留学を楽しめなくなることもあります。
私自身も、子どもの教育のためにカナダへ移住し、海外で子育てをしてきました。その経験を生かして、「カナダのお母さん」「ロンドンのお母さん」のような気持ちで留学生に接しています。留学生の中には、保護者の方には話しにくいことも、私には話してくれるお子さんがいます。できるだけ気軽に話せる関係をつくり、短期留学でも私たちが定期的に学校を訪問して面談し、困っていることがないかを確認しています。
これからも、留学生が小さなことでも気軽に相談できる関係を大切にしていきたいです。そして、学校や留学ドクターパスの力も借りながら、心と体の両面から留学生活を支えていきたいと考えています。

留学先のロンドンの提携校
留学前の健康確認から、支援のさらなる充実へ
今後、YOKUMIRUに期待することを教えてください。
友人関係や英語など、留学生が不安に感じていることは、一人ひとり異なります。出発前に体調やメンタル面を確認できる健康チェックがあると、現地でのサポートにも生かせると思います※。
また、ご本人の同意を前提に、相談内容を保護者の方やエージェントにも共有できる仕組みがあるとよいと感じます。必要なときに現地の医療機関へスムーズにつなげるサポートにも期待しています。
海外では、市販薬や処方薬について日本語で相談できることもありがたいと感じます。日常の悩みは私たちが受け止め、専門家の助言が必要なときには、留学ドクターパスを通じて医師に相談する。それぞれの役割で留学生を支えられることを心強く感じています。
今後は、シニア向けの留学プログラムも展開していく予定です。年齢を問わず、海外で安心して学び、生活できるよう、これからもYOKUMIRUと一緒に留学環境を整えていきたいと考えています。
※現在、YOKUMIRUでは「海外健康カウンセリング」を通じて、既往歴や現在の体調を確認しています。

- 法人名
- Living Like a Local
- 所在地
- 1345 W4th Ave Vancouver, BC V6H 3Y8, Canada
- 設立
- 2018年
- URL
- https://forward-ryugaku.com/


