【シドニーで病気になったら】現地医療、病院情報まとめ

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シドニー医療・病院情報まとめ

シドニーってどんなところ?

シドニー、昼間はオペラハウス

シドニーはオーストラリア最大の都市であり、約530万人が生活するオーストラリアで最も人口の多い都市です。平均寿命は82歳と先進国の中でも高水準を維持しており、平均年齢は38歳と比較的若い都市といえます。温暖な気候と美しい海岸線を持ち、先住民族アボリジニの文化と英国系移民の歴史が融合した多文化都市です。公用語は英語ですが、移民の多様性により多言語社会を形成しています。経済面では、金融、観光、教育、サービス業が盛んで、アジア太平洋地域における重要なビジネスハブとして知られています。世界的に有名なオペラハウスやハーバーブリッジなどの観光名所があり、年間を通じて多くの観光客を魅了しています。日本からも多くの企業が進出しており、文化的・経済的な交流が活発な都市となっています。

シドニーの医療レベル、医療制度は?

シドニーの医療レベル

シドニーの医療レベルは非常に高く、オーストラリアの医療システムは先進的です。公的医療保険(メディケア)と民間医療保険が併存しており、質の高い医療サービスを提供しています。シドニー大学附属病院やセント・ビンセント病院など、最先端の医療技術と設備を持つ大規模な病院が多数あり、高度な専門医療、先進的な治療法、最新の医療機器を備えています。シドニーには世界的に有名な医学研究機関があり、特にがん研究、遺伝子治療、再生医療などの分野で革新的な研究が行われています。オーストラリアの医療システムは、単に治療するだけでなく、予防医療や健康促進にも力を入れています。

シドニーの医療保険制度と事故事例

保育器の近くの青いスクラブスーツを着て廊下を歩く人

シドニーの公的医療保険(メディケア)

シドニーの医療保険制度は、オーストラリア全土で運用されているメディケア(Medicare)を基盤としています。30歳以上や高収入で民間保険に加入しない場合はペナルティ、追加の税金が課されます。

  • すべてのオーストラリア永住者と市民に提供される
  • 公立病院での無料または低価格の治療
  • 一般医(GP)の診察費用の75%をカバー
  • 処方箋薬の費用を補助

オーストラリアでは、医療を受けるにはまずGP(General Practitioner/総合診療医)の受診が必要です。風邪や腹痛、外傷、妊娠等々すべてGP受診から医療が始まります。日本のように直接専門医に予約はできず、GPに紹介状をもらわないと受け付けてもらえません。専門医の予約を取り付けるには、2週間~数ヶ月かかることもあります。

シドニーの民間医療保険

  • 追加的な医療サービスと選択肢を提供
  • 私立病院での治療
  • 歯科、眼科、理学療法などの追加サービス
  • 個室での入院や自分の選択した医師による治療
  • 税制上の優遇措置あり

 

オーストラリアの事故例と保険請求事例

オーストラリアの医療費については保険会社の実例でイメージすることができます。
(出典 保険相談Times オーストラリアの医療費・医療制度を保険のプロが徹底解説)

事故状況支払保険金
呼吸が苦しく咳の症状で受診。肺気胸と診断され18日間入院・手術。650万円
激しい腹痛・眩暈・吐き気を感じたため受診。子宮内膜症と診断され6日間入院・手術。393万円
エアーズロック観光中に転倒、顔面を強打しヘリコプターで搬送。胸椎圧迫骨折・肋骨骨折と診断、現地病院からセスナで設備の整った病院へ搬送され4日間入院。家族が駆けつける。388万円
両に同乗中、運転者が操作を誤り木に衝突しヘリコプターで搬送。腰椎チャンス骨折・肋骨骨折・肝被膜下血腫と診断され14日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。328万円
ガソリンスタンドで段差を踏み外し転倒。足関節果部骨折と診断され現地病院からヘリコプターで設備が整った病院へ搬送され合計13日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。665万円
坂を駆け下りた際に転倒、太腿を捻って強打し救急車で搬送。大腿骨骨幹部骨折と診断され6日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。473万円
高熱で受診。アメーバ赤痢による肝膿瘍と診断され15日間入院。家族が駆けつける。393万円
語学研修でホームステイ中、精神的に不安定になり救急車で搬送。統合失調症と診断され16日間入院。家族が駆けつける。316万円
転倒し頭を打った4日後に意識障害となり救急車で搬送。硬膜下血腫と診断され34日間入院・手術。家族が駆けつける。712万円
クルーズ寄港中のレストランで転倒し腰を強打。大腿骨頸部骨折と診断され12日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。388万円

シドニーの病院

シンガポールの病院の写真

シドニーの医療機関リスト

シドニーの在留邦人が利用している主な医療機関(プライベート医療機関)は下記です。
(出典 オーストラリア生活情報ウェブサイト Jams.tv)

病院所在地など
Japanese Medical Service TOWN HALL CLINIC(日本語医療サービス・タウンホールクリニック)住所:Level 4, 50 York Street, Sydney NSW 2000
電話:1800 355 855(フリーダイヤル) / (02) 9299-4661
DR. CELINA RAPPAPORT(ドクター・セリーナ・ラパポート)住所:Medical One, 31 Hunter Street, Sydney NSW 2000
電話:(02) 9235-4444
WORLDCITI MEDICAL/DENTAL/DR. Jessica Lee住所:Level 1, 722 George Street, Sydney NSW
電話:(02) 9281 0348(日本語ライン)/ (02) 9281 7311(代表)
NORTHBRIDGE MEDICAL PRACTICE/Dr. YASUHIRO TORII住所:Level 1, 115 Sailors Bay Road, Northbridge, NSW 2063
電話:(02) 8962-9400

 

シドニーで市販薬を買うなら

シドニーで市販薬を購入することができる薬局・ドラッグストアを紹介します。

CHEMIST WAREHOUSE(ケミストウェアハウス)

「ケミストウェアハウス」はオーストラリアに400店舗以上を展開する大手ドラッグストアです。人気のオーガニックコスメからサプリメントまで豊富な品揃えの商品をお得に購入することができます。
https://www.chemistwarehouse.com.au/

PRICELINE PHARMACY(プライスライン ファーマシー)

ケミスト同様、オーストラリアの代表的なドラッグストアです。ヘアケア商品から、コスメ、サプリメント、薬、お菓子やチョコレートまで様々な商品を取り扱っています。特にコスメ、オーガニック製品が豊富で、日本で馴染みの商品も販売されています。
https://www.priceline.com.au/

外務省.“世界の医療事情 オーストラリア”.
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/oceania/australia.html, (2024/11/27)

保険相談Times.“オーストラリアの医療費・医療制度を保険のプロが徹底解説”.
https://hokentimes.com/article/travelhoken/australia-medicalexpense/, (2024/11/27)

JAMS.TV.“シドニーで日本語受診できる病院(GP)まとめ / 日本語サービスまとめ”.
https://www.jams.tv/hospitals-physio-clinics-in-sydney#townhall, (2024/11/27)

外務省領事局政策課.“海外在留邦人数調査統計”.
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100436737.pdf, (2024/10/31)

もしもシドニーで病気になったら

海外オンライン医療相談の紹介

もしもシドニーにいて病気になってしまった場合、すぐに現地医療機関で受診してもらえれば良いのですが、これまで述べたとおり、日本とは随分異なります。海外医療のシステムや医療レベル、薬や言語などを理解してサービスを受けるには時間と負荷がかかります。

症状が出ていて長い待ち時間が耐えられない方、病院を受診するか迷っている方は『YOKUMIRU海外オンライン医療相談サービス』を検討してみてはいかがでしょうか。自宅などからご都合の良い時間に、オンラインで日本人医師に相談して健康課題を解消しましょう。

 

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