観光客をターゲットにした犯罪に注意して魅力的な観光と食事を楽しみましょう！

タイは観光地として人気があり、多くの観光客が訪れる国ですが、治安の悪い地域も存在するため、旅行前に事前準備をしておくことが重要です。以下に、タイ旅行前にチェックしたい事前準備と注意点について解説します。

30日を超える滞在はビザも必要

タイに旅行する場合、有効期限が6ヶ月以上のパスポートが必要です。また、ビザも必要な場合があります。日本からの短期旅行では、ビザ免除で入国できる場合が多いですが、滞在期間が30日を超える場合はビザの取得が必要です。詳細は、在タイ日本大使館のホームページなどで確認するようにしましょう。

※パスポートの有効期限の制限などは、変更になる場合があるので、大使館などの最新情報を確認してください。

参考 https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

海外旅行保険に加入していないと高額請求されることも

海外旅行保険には、万が一の怪我や病気、事故や紛失などのトラブルに備えることができます。タイでは、熱帯性疾患や交通事故などのリスクが高いため、しっかりとした海外旅行保険に加入することがおすすめです。海外旅行保険に加入していない場合、高額の医療費を請求されることががあります。また、保険の補償範囲や支払限度額については、保険会社によって異なるため、契約前に必ず確認しましょう。

危険な地域や夜間には注意が必要

タイでは、観光地や交通機関周辺、ナイトマーケットなどでの犯罪被害が報告されています。特に、バンコク市内のクローントゥイ地区、クルンテープ駅周辺、パッポン通りなどは治安の悪い地域として知られています。特に夜間の一人歩きや、怪しい人物からの声かけには注意が必要です。貴重品は必要最小限に抑え、目立たないようにして身に着けるようにしましょう。

万が一に備えて緊急連絡先を事前チェック！

タイでは、日本大使館のほかに、現地の緊急連絡先も把握しておくことが重要です。主な緊急連絡先は以下の通りです。

警察	191
救急車・消防	1554
観光警察	1155
大使館	02-207-8500

生野菜・生水・肌の露出、熱帯病に要注意‼︎

タイは熱帯地域に属しており、日本とは異なる病気にかかる可能性があります。代表的な熱帯病には、デング熱、マラリア、ジカ熱などがあり、感染すると重篤な症状を引き起こすことがあります。これらは蚊に刺されることで感染するので、刺されないような熱帯病対策が必要です。

熱帯病対策としては、以下の点に注意しましょう。

蚊取り線香や虫除けスプレーを使う
長袖・長ズボンの服装で出かける
マラリア予防薬を服用する
生野菜や水に注意する
熱帯病にかかった場合は、速やかに医療機関を受診する

両替手数料の確認と偽札にも注意！

タイでは、現地通貨のバーツが使われています。クレジットカードが使える店舗も多いですが、現金が必要になる場合もあります。小額の買い物や小さなお店、屋台などは現金しか受け付けない所も多いため、現地らしい買い物を楽しみたいなら現金を少し用意しておくと良いでしょう。

日本円を現地通貨に両替する場合は、銀行や両替所で両替できます。両替前に手数料を確認し、可能な限り少ない手数料で両替することをおすすめします。ATMは比較的多く、クレジットカードで現地通貨を引き出すことも可能ですが、手数料がかかる場合があるため注意が必要です。また、1,000、500バーツ札を中心に偽札が出回っていることがあります。偽札を受け取らないように注意しましょう。

タクシーやトゥクトゥクなどで余計な費用を支払わないよう事前に確認！

タイの交通手段としては、タクシーやバス、トゥクトゥク、モーターサイクルタクシーなどがあります。ただし、タクシーやトゥクトゥクの運転手が、遠回りや高額請求などのトラブルを引き起こすことがあるため、乗車前に運賃の確認をすることが大切です。また、モーターサイクルタクシーに乗る場合は、事故や怪我に注意するようにしましょう。

美味しい物が多いが、衛生的な店を選んで！

タイは美味しい食べ物が豊富な国として知られていますが、食中毒には十分注意が必要です。生野菜や生魚を使用する料理は、衛生的な店舗以外は避けた方が安心です。水道水は飲用できないため、ボトルに入ったミネラルウォーターを飲むようにしましょう。また、屋台や市場で食べる場合は、衛生面にも注意が必要です。加熱された食べ物や、人気のある店舗を選んで食事をするようにしましょう。また、スパイシーな料理が多いので慣れていない人や苦手な人は、オーダーする時にスパイスの強さも確認しましょう。

寺院などはマナーを守って静かに過ごす

タイは日本と文化が異なるため、カルチャーショックを感じることがあるかもしれません。たとえば、タイでは靴を脱いで家に上がる習慣がありますが、仏教寺院や一部の皇居施設や店舗でも靴を脱ぐ場合があります。そして、寺院や宗教的な場所では、肌の露出が少なく、静かに過ごすことが求められます。このような文化に配慮し、マナーを守ることが大切です。

観光客を狙ったスリや高額請求に注意

タイでは、観光客を狙った犯罪が発生することがあります。代表的な犯罪としては、スリや置き引き、タクシー運転手による高額請求などが挙げられます。特に、観光客が多く集まるバンコクのクアランプール地区やパタヤなどは、犯罪の発生率が高い地域として知られています。こうした犯罪に遭わないためには、以下の点に注意しましょう。

多くの現金や貴重品は、なるべく持ち歩かないようにする
夜間はなるべく外出を控え、外出の際は人通りの多い場所を歩く
バッグや貴重品は、肩からかけたり手でしっかりと握る
タクシーの運賃は、乗車前に値段を確認する

また、万が一犯罪に遭遇した場合は、直ちに現地警察に通報するようにしましょう。

情報を確認して自然災害に備えましょう

タイは、熱帯気候に属しており、季節によっては自然災害に見舞われることがあります。代表的な自然災害としては、洪水や地震、台風などが挙げられます。これらの災害に備えるためには、以下の点に注意しましょう。

天候情報をチェックする
避難場所や避難方法を確認する
非常食や備蓄品を用意する

行政・治安に関する最新情報をチェックして万が一にも備える

タイの最新の治安情報については、日本外務省の海外安全ホームページなどで確認することができます。また、タイに滞在する日本人には、在タイ日本国大使館が領事サービスを提供しています。万が一の際には、大使館に連絡することもできます。大使館の住所や連絡先は、事前にメモしておくと安心です。

タイの電圧に対応した変圧器や変換プラグが必要

タイの電圧は、日本と同じく100Vですが、周波数が異なるため、日本の電化製品を使用する場合は、変圧器が必要になります。また、コンセントの形状も日本と異なるため、変換プラグが必要になる場合もあります。ホテルによっては、変圧器や変換プラグを貸し出している場合があるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

Wi-Fi環境は整っているがセキュリティには注意

タイでは、Wi-Fi環境が整備されており、ホテルやレストラン、カフェなどで無料のWi-Fiを利用することができます。ただし、一部のエリアでは速度が遅く、接続に問題がある場合があります。セキュリティにも注意が必要で、公共のWi-Fiを利用する場合は、個人情報を入力しないようにしましょう。海外旅行保険にWi-Fiレンタルが含まれている場合もあるので、確認してみることをおすすめします。
また、タイ国内で携帯電話会社が提供するプリペイドSIMカードを購入し、スマートフォンやタブレットを利用することもできます。ただし、日本で使用しているスマートフォンなどがSIMロックされている場合は、日本の携帯電話会社で解除しておく必要があります。

簡単なタイ語フレーズを覚えておこう！

タイのホテルやレストラン、人気観光地では英語を話す場合がありますが、地方や市場などでは、英語も話せる人が限られているため、基本的なタイ語のフレーズを覚えておくと便利です。たとえば、挨拶や感謝の言葉、数字や時間の表現などを覚えておくと、現地でスムーズにコミュニケーションが取れます。

トイレットペーパーと小銭を携帯しましょう

タイのトイレ事情は、日本と異なります。高級ホテルやショッピングモール以外では、和式トイレが多く、トイレットペーパーが用意されていない場合もあります。代わりに、水を使って洗うためのスプレーが備えられている場合が多いので、ティッシュペーパーなどを携帯するようにしてください。また、一部の商業施設や観光地では、清潔で設備が充実している有料トイレもありますので、小銭を持ち歩くようにしましょう。