お子様からお年寄りまでの「心」の専門医
二児の子育て中という赤穂（あこう）先生に、ご専門の児童精神科と精神科について、どんな治療法があるのかなどをお聞きしました。

■ ヨクミルに興味を持った理由を教えてください。
子供がまだ小さいので長時間家を開けることが難しく、働き方の選択肢としてオンライン医療相談についてインターネットで検索をしていたところ、ヨクミルのサイトを見つけました。
海外在住で不調を抱え不安に感じたり困っていたりする方に、これまでの経験や普段の仕事から、少しでもお役に立てるといいなと思っています。

■ 先生の専門分野や得意分野を教えてください。
成人の精神科と児童精神科を専門としていて、現在は児童精神科クリニックに勤務していて、主に発達障害を診察しています。言葉が出にくいなど発達に関することから、お子様の情緒面での心配事や不登校の悩みなどの相談を受けています。
また週に一度、総合病院の精神科外来にも勤務していて、青年期からご高齢の方までのうつ病や不安神経症、認知症などの患者様の診察をしています。

■ 児童精神科はどのような治療をするのですか？
集中できないお子様ならパーテイションを設置するなど、まずは環境の調整をしたり、社会性を伸ばすトレーニングを行ったりします。症状がひどい場合は、投薬治療などを行うこともあります。
そのほか、お子様を持つ母親向けのカウンセリング、子育てストレスなどの相談も多く経験しています。

■ どんな人にヨクミルを利用してもらいたいですか？
人間関係や職場環境などでストレスを感じている方、気持ちが不安定になりやすい、リフレッシュがうまくできない、誰かに話を聞いて欲しい、お子様の発達や子育てに不安を感じている方など、どんな些細なことでも気軽に相談してもらえたらと思います。
親御様は受け入れるのに葛藤があると思いますが、発達障害は実は珍しくない症状で、10人に1人〜2、3人いるという説もあります。お子様の長所を伸ばして、環境にうまく順応できるようにアドバイスいたしますので、何でもご相談ください。

■ 先生の趣味やリフレッシュ法を教えてください。
週に1回、ヒップホップなどのストリートダンスのレッスンに行き始めました。不器用で振りが全然覚えられないのですが、音楽に合わせて体を動かすことが楽しく、ストレス発散にもなるので始めて良かったなと思っています。

■ 会員の皆様にメッセージをお願いします。
私は小学校時代にアメリカで1年間過ごし、医学部編入前は一般企業で会社員も経験しています。現在は二児の子育て中で、私自身も日々試行錯誤して奮闘していますので、働く方や親御様の気持ちを深く理解できると思います。皆様の色々なお話を、ぜひお聞かせください。