
知っておきたい!海外の子ども連れ外出ルール
日本で電車に乗った時、小さなお子さんを連れた家族やベビーカー引いたお母さんが、子どもに静かにするよう注意したり、あやしたりする風景を目にすることがあります。
 電車やバスでは静かにするのがマナーという共通認識があるので、なかなか泣き止まなくて心苦しい経験をされた方も多いかもしれません。
 これまで海外の育児サポートと日本のサポートとの違いを、このブログでもご紹介しましたが、子ども連れで交通機関を利用した場合の違いはあるのでしょうか?
 海外でどのようなルールや配慮があるのか探ってみました。

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子どもの自動車内置き去り禁止!
まず、公共交通機関ではありませんが、アメリカでの子どもに関するルールをいくつか紹介します。
 アメリカでは自動車内に子どもを置き去りにして、買い物などで車を離れることを法律で禁止している州が数多くあります。
 対象年齢や何分以内なら可能など、州によって違いはありますが、悲惨な事故を防ぐために厳しい規則が定められています。
 子どもだけの留守番も、警察への通報の対象になる場合もあります。留守番の場合は、子どもの年齢と成熟度によって変わってくるようです。
 また、学校への登下校を1人でさせるかどうかについては、州によって特に定めていない場合や、何歳以上であれば1人で登下校させても問題はないとする場合など、かなりばらつきがあるようです。
子ども連れのときはサイレントカーに注意!

海外の高速列車では、サイレントカーまたはサイレントスペースと呼ばれる車両があります。この車内では携帯電話での通話はもちろん、乗客同士の会話も禁止されています。
 そのため、小さなお子様が一緒でずっと静かにしていることが難しい場合は、避けて乗ることをお勧めします。サイレントカーはステッカーで表示されているので、電車に乗る際に確認してください。
思い切り遊べるファミリースペース

先ほどは、子ども連れの方が他の乗客に配慮するパターンでしたが、ヨーロッパの特急列車には、逆に子どもが遊べる専用区画が用意されている列車もあります。
 長時間の移動に飽きてしまう子どもには、とても嬉しいサービスです。
 このように海外では、様々な乗客に配慮した施策が進んでいます。事前に区分けがあることを知っていると、身構えずに公共交通機関を利用できますね。
フィンランドはベビーカーにとても優しい!

フィンランドでバスを利用する場合、ベビーカーでの子ども連れは、親も子も乗車賃がなんと無料になります。
 これはベビーカーを押しながらの運賃の支払いに危険が伴うということで、安全面を考えてできた制度です。
 ベビーカーを押す親にとっては、危険のリスクが減るので、子どもを連れての外出が格段にしやすくなりますね。
いかがでしたか?子どもを連れた際の外出ルールが、国によって様々で面白いですね。
 子どもの安全のための厳しいルールなどはある一方で、社会全体で子育てを応援する風潮があるのも嬉しいですね。
参考サイト
NHK 聞いてみよう! 世界の子育て
ライトハウス 子どもの身近なルールinアメリカ
東洋経済オンライン 「子連れ電車移動」日本と欧米ではこんなに違う
 
    
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