海外で子育てと仕事は両立できるの?
海外で子育てと仕事を両立するには、周りに頼る人がいないと難しい印象がある方も多いかもしれません。
しかし、海外では働くお母さんをサポートが日本よりも充実している国も多くあります。今回は主要な国ごとの働くお母さんへのサポート事情を探っていきます。
・子どもの登校や夏休みなどに合わせて働けるイギリス
イギリスでは、出産を終えたお母さんが復職しやすいように様々な企業が復職プログラムを設けるなど、社会規模でお母さんたちを応援するシステムがあります。
また特筆すべきは、学期間労働時間制というもので、子どもの登校時間や休暇に合わせて労働時間を変えられるシステムがあります。
この制度のおかげで、イギリスでは子どもとの時間をしっかり取れるというのが大きな魅力です。
・アメリカでは職場から育児への理解が深い
アメリカでは子育てに対しての理解が社会全体にあるので、「子どもの体調不良で休むことは当たり前」という認識が広くあるようです。
また、各企業でリモートワークも進んでいることや、時間の融通が利きやすいこともあり、お母さんが働きやすい環境が制度によらずとも整っています。
・フランスでは労働時間が男女とも一定
フランスでは残業する習慣がないので、男女関わらず定時には帰宅することになります。
働く時間が一定であれば、子どもとの予定を合わせやすいですし、誰もが育児に参加しやすい環境が整っていることになります。
また日本とは違って、フランスでのパートタイム制度は正社員と同じ身分が保障されているという点も、産休明けの働きやすさにつながる大きな特徴です。
この残業がほとんどないという環境は、イギリスも同様のようです。
・海外では外部の保育サービスに頼ることが多い
先ほども触れましたが、海外の子育て事情の特色として、保育サービスやベビーシッターの利用率が高いことがあげられます。
(詳しい記事はこちら→『海外の子育て中、孤独や不安を感じたら』)
育児を全てをお母さんだけに任せっきりにしない風潮が日本よりずっと根強いため、海外では仕事とも両立しやすいようです。
・一方で育休への補償は日本の方が充実している
上記に挙げた国では働きやすい環境は充実していますが、その分の産休や育児休業に対する補償は、日本と比較して薄い傾向にあります。
育休中の助成金は日本より少なく、また育休も日本より短い期間での申請になります。しかし日本では企業によって育休取得率が低いことや、
外部の保育サービスが普及していない点など、働くお母さんにとって難しい環境があるのも事実です。
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参考サイト
イギリスにおけるワーク・ライフ・バランス事情
https://www.jil.go.jp/foreign/event/ko_forum/documents/20050311/yokota.pdf