野田 一郎
YOKUMIRU顧問医師
耳鼻咽喉科
福井医科大学（現福井大学医学部）卒業後、大学附属病院、国立病院に勤務。その後、福井医科大学耳鼻咽喉科文部科学教官助手、文部科学省在外研究員としてアメリカ国立衛生研究所（メリーランド州）留学等を経て兵庫県宝塚市にて、野田耳鼻咽喉科開設。私は、海外赴任した患者様から「調子が悪くても病院の予約が2週間後しか取れない」とか「語学力がなくて医師の説明が分からない」、「現地医師の診断や治療法に疑問がある」など、海外医療に関する多くの不安や不満を聞いていました。そんな時「インターネットで相談することで、皆さんの不安や不満を軽減できるのではないか」と思いつき、ヨクミルを共同開発したという経緯があります。現在、コロナ禍でなかなか病院に行けなかったり、やむを得ず日本への帰国を延期している方も多くいらっしゃると思います。健康について気になることや疑問に思うことがあれば、この機会に日本語で日本人医師に相談しませんか？YOKUMIRU株式会社の取り組みに賛同した医師が、それぞれの専門性を生かして日本語でアドバイスさせていただきます。

細井 麻生
総合歯科
奥羽大学卒業後、日本でインプラント、矯正の治療を含む総合歯科で10年勤務 バルセロナに移住後も日本での歯科診療を継続。私自身海外に住んでるので、言葉やニュアンスの問題で、お医者さんに聞きたいことや言いたいことが上手く伝えられないもどかしさを感じたことが何度もあります。歯科の場合は、説明を理解する前に治療されると、何をしてるのか恐怖を感じますし、治療した後だと元に戻せない場合もあります。セカンドオピニオンとして意見を聞いていただいたり、治療の流れを知ることにより、皆様の不安が少しでも軽減できればと思います。身体的なストレスは口の中に現れます。歯医者の分野はただ虫歯を削るだけでなく、顎関節の機能、歯軋りの問題、知覚過敏、口臭、そしてお子さんの歯並びなど広範囲に亘ります。
体調と密接に関係していて、口の中の問題が起こす体の不良の原因も沢山あります。オンライン相談の中で、いち早く原因を掴んでアドバイスできたらと思っています。

後藤 和哉
産業医・皮膚科
大分大学卒業、関西電力病院研修医、京都大学病院研修医、京都大学皮膚科、天理よろづ相談所病院皮膚科等を経て、現在京都大学大学院医学研究科博士課程に在籍しながら産業医として10社以上の顧問として従事。日本国内でもコロナ禍の中で不安を抱え、医療従事者でさえ心身が消耗し退職する人も増加しています。医療アクセスが制限されている海外在住の日本人の方々の不安は、我々の想像を遙かに超えたものだと思います。
私自身、海外で医療アクセスがままならずに不安な日々を過ごした体験があります。その経験を踏まえ「海外在住の皆様を支えることは、我々医師の重大な責務」と感じ、本プログラムに賛同させていただきました。ヨクミルは「海外で医療アクセスに悩む方々の力になりたい」という理念から開発され、海外生活の大変さを理解する医師が集結しています。皆様のお悩みをお話しいただくことで不安を解消し、解決の糸口をともに見つけていければと考えています。健康は全ての基盤です。一人でも多くの方が健康問題を解決でき、幸せな海外生活を送れるように心から願っております。