米国駐在員世帯の医療課題に関する調査から見えた現実 ~日本語による医療サポートへの高いニーズ。利用の壁は「認知不足」と「使い勝手」~
YOKUMIRU株式会社は、米国駐在員世帯を対象とした医療サービス利用実態調査(Relo Redac,Inc.実施)の結果を受け、海外赴任世帯の健康と安心を支える日本語医療サポートの重要性を改めて発信いたします。
外務省の『海外における邦人の孤独・孤立に関する実態把握のための調査』(※1)によれば、海外で孤独感を抱える邦人は約45%。孤独感に起因する心身の不調や文化適応の難しさは、生産性の低下や早期帰任につながり、結果として企業の信頼にも影響を及ぼします。
このたび、YOKUMIRUのビジネスパートナーであるリダック(Relo Redac, Inc.)様が米国駐在員・帯同家族の医療保険・サービス利用の実態と健康課題を調査した結果(※2)、約94%が「日本人医師・日本語による医療」を強く求めている一方、勤務先企業の提供する医療サービスや通訳サポートの利用率は低く、必要なサポートが十分に届いていない現状が明らかになりました。
(※2)駐在員世帯に必要な海外における医療サービスの実態(アメリカ)
調査結果のポイント
■日本語医療ニーズの高さ
回答者の94%が「日本語で診察を受けたい」と回答。特に「症状や病歴の説明(76%)」「診断・治療方針の説明(74%)」で言葉の壁を感じています。
■会社提供サービスの利用不足
通訳サポートは67%が存在を認知しているものの、約60%は「利用したことがない」「年数回程度のみ」と回答。認知不足や使いにくさが利用の妨げとなっています。
■医療サポートに対する認知不足
医療保険そのものには概ね満足している一方で、緊急時対応や高額医療費、言語の壁に不安を抱く声が多く聞かれました。しかし、会社が提供する医療関連サポートについては70%が「ない(わからない)」と回答。半数以上が「全く利用していない」と答えており、特に認知不足が利用制限の大きな要因となっていることが伺えます。
■日常生活の健康課題
運動不足や食生活の変化、ストレス、医療機関や市販薬の選定など、日常生活でも不安が挙げられました。
YOKUMIRUの取り組み
今回の調査から浮き彫りになったのは、「駐在員世帯は日本語医療を求めているのに、会社提供サービスが十分に活用されていない」という現実です。また、言語の壁や日本と異なる医療制度の複雑さも、駐在員の健康維持を阻む要因となっています。
YOKUMIRUでは、24時間いつでも日本人医師に相談できるオンライン医療相談サービスを提供しています。風邪やケガ、アレルギーといった身体の不調だけでなく、孤独感や人間関係、子育てに伴うストレスなど、メンタル面の悩みにも対応。海外で暮らす駐在員とそのご家族にとって心強い支えとなる存在を目指し、安心して現地生活を送れるようサポートしています。
駐在員世帯の健康と安心は、本人のパフォーマンスのみならず、企業の持続的成長にも直結します。YOKUMIRUは、海外での「沈黙の不調」を見逃さず、日本人医師による安心を届けることで、健康で充実した海外生活を支援してまいります。従業員の方の健康管理をサポートする「法人プラン」もご用意していますので、ぜひご検討ください。
https://yokumiru.jp/hojin
(※1)参考:外務省『海外における邦人の孤独・孤立に関する実態把握のための調査』(令和5年)
Relo Redac, Inc.とは
リダックは、企業・人・資産のリロケーションをサポートすることを目指し、1986年にニューヨークで創業しました。2005年に株式会社リログループ(東証プライム上場)のグループ会社となり、以来、米国に進出される日本企業、駐在員、投資家の皆様のニーズにお応えするため、住宅や社宅の斡旋、オフィス設営や不動産投資など様々な総合不動産サービスとリロケーション・サービスを全米で提供しています。
https://www.reloredac.com/
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