ヨクミル相談医師である椿 佳那子医師の写真
相談医師

椿 佳那子

相談科:
専門領域:
  • 精神科(メンタルヘルス)
海外にいる日本人の皆様へ
海外に住むのは素晴らしい体験ですが、毎日が戦いでもあると思います。頑張っていても小さなストレスが積み重なりますし、また嬉しい出来事も広義のストレスとなることをご存じでしょうか。自分の体験と照らし合わせてみても、精神科への受診が必要な状態になることは、いつでも起こりうると思っています。特に精神科は文化と照らし合わせた相対的な判断が必要になるので現地の精神科医では対応が難しいかもしれません。そこまで深刻でなくても、日本語で相談したいということがきっとあると思います。小さなことでもよいので気軽に相談してください。
プロフィール
2011年
東京慈恵会医科大学卒
2014年
千葉大医学部付属病院精神科入局
2020年
千葉大医学研究院認知行動生理学教室入学

資格等
精神保健指定医
公認心理士

医師紹介
2022年よりカナダに留学され、大学院生として心理学を学んでいる椿先生。公認心理士の資格もお持ちの先生に、精神科と慢性疼痛などの専門分野について伺いました。

― ヨクミルのどこに興味を持たれましたか?
すでに相談医師として活動している先輩に、ヨクミルのことを教えてもらいました。現在カナダに留学中なのですが、日本での臨床経験を活かして、海外在住の方のお役に立ちたいと思いました。また、海外で生活する医師ならではのアドバイスもできるのではないかと思います。

― 先生の専門分野や得意分野を教えてください。
精神科と心療内科です。一般的な病気をひと通り診られるよう、超急性期から慢性期まで、1、2年ごとに様々な患者さんを対象とした病院で勤務してきました。この医局の教育システムのおかげで、様々な経験を積むことができたため、ジェネラルでスタンダードな知識を持っていると思います。
精神科の中では、特に「認知行動療法」に興味をもち、薬物療法よりも心理学やカウンセリングの経験を多く積んできました。他にも得意分野としては、「慢性疼痛」の研究をしているので、最先端の情報を提供できると思います。

― 「慢性疼痛」とは、どのようなものですか?
3ヶ月以上続く体の痛みのことで、臓器などの器質的な疾患を除外したものです。例えば、怪我をしていて3ヶ月痛みが続いても、通常であれば怪我が治るにつれて痛みは軽減していくはずですがそうならなかったり、原因が分からない、もしくは痛みの原因の怪我や病気が治っても続いている痛みのことです。
原因不明の場合は、最終的に精神科で取り扱うことになります。どんな痛みも気持ちとつながっているので、精神的な治療は有効です。カナダでは慢性疼痛の研究が進んでいて、部位に関わらずカウンセリングと投薬で治療を行います。

― 先生が精神科を志したきっかけを教えてください。
小さい頃から精神科に興味があって、精神科の本を読むような子どもでした。人の気持ちや性格って不思議だなと思っていて、「心」に興味があったのです。いつも人を観察していたので、幼稚園の先生にも「よく人を見ていて、ズバリと言い当てるから怖い」と言われていました。現在も人の心のことをもっと学びたくて、心理学の勉強をするために、カナダの大学院に留学しています。

― 海外滞在中に体調や医療に関して困った経験はありますか?
現在も日本との会議があるので、睡眠のリズムが不規則になって不眠に苦しんだことがあります。そういう時は、できるだけ日光に当たり、体内時計を戻すようにしています。

― 先生の趣味やリフレッシュ方を教えてください。
映画と読書とヨガです。低予算で制作された映画が好きで、こじぢんまりとした映画を色々見ています。ヨガは日本でもずっと教室に通っていました。現在は、大学の中にあるジムでやっています。体を動かすことで、体のコリだけでなく頭もスッキリします。

― どんな人にヨクミルを利用してもらいたいですか?
海外生活は素晴らしい体験ですが、小さなことが積み重なってストレスになっている場合も多いです。それは、誰にでも起こりうることですが、「病院に行くべきかどうか?」と悩んでしまうのが精神科だと思います。海外で精神科や心療内科に通院するとか、カウンセリングやセラピーを受けることは、とてもハードルが高いのではないでしょうか。そんなときに、お役に立てるのではないかと思います。人の話を聞くのが好きなので、私とお話ししませんか?どんな方でも気軽に相談してください。

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