2021年より、ご主人の仕事の都合で、3人のお子様と一緒にアメリカに移住された田中亜先生。経歴やご専門分野などについて、お話を伺いました。

― ヨクミルをお知りになったきっかけは？
医療求人サービスの紹介で、ヨクミルを知りました。海外で日本人の方の相談にのれる仕組みがあることは、最初は半信半疑だったのですが、話を聞くうち海外にいながら医師として働ける点にとても魅力を感じました。「すごい時代になったな」と思います。医師の働き方も、もっと自由になる可能性を感じました。

― 先生の専門分野や得意分野を教えてください。
もともとは麻酔科が専門です。手術に関する不安や疑問があれば、気軽にご相談していただければと思います。内科的な不調、特に睡眠の改善については、ご相談を受ける機会が増えています。眠れない、疲れが取れない、頭が重いといった不定愁訴のご相談に対して、麻酔科と精神科の知見をあわせてサポートします。ペインクリニックのような「痛み」に関する診療経験も豊富で、麻酔科の知見をもとに対応しています。慢性的な痛み、不定愁訴、違和感なども、ぜひご相談ください。

― 普段どんな症状を診察・治療をされていますか？
日本では、手術の際の全身麻酔管理をメインに、在宅医療にも携わっていて、介護付き老人ホームなどで、定期的に健康管理を行っていました。また、重度の精神疾患の患者さんの診察にも関わっていました。現在は、エステサロンの医学監修として、美容と健康を医学的にサポートする取り組みも行っています。

― 専門分野を選択された理由を教えてください。
麻酔科は、勤務時間帯が比較的安定していることが多く、自分の時間を確保しやすいという点があり、プライベートと仕事の両立がしやすいと考えたからです。その後、在宅医療や精神科に範囲が広がりましたが、どれも「生活に寄り添う医療」という点で、私の生き方にフィットしていると感じています。

― 海外滞在中に医療に関して困った経験はありますか？
5年ほど前、マサチューセッツ州に引っ越してきたばかりの頃、耳の調子が悪くなり、頭痛や吐き気にも悩まされましたが、専門医にたどり着くまでに、半年ほどかかりました。原因は、耳の感染と気圧変化による影響でした。今はすっかり治って生活にも慣れましたが、当時は医療機関の探し方や受診の流れが分からず、かなり苦労しました。

― 先生のご趣味やリフレッシュ法を教えてください。
バイオリンを弾くのが趣味です。市民オーケストラに所属していて、定期的に演奏会にも参加しています。子どもたちも14歳、12歳、10歳と育ってきたので、自分の時間も少しずつ取れるようになってきました。

― どんな人にヨクミルを利用してもらいたいですか？
海外生活に慣れずストレスをためている方に、ぜひ利用していただきたいです。日本語での対応はもちろん、英語での簡単な会話にも対応可能です。ドラッグストアで何を選べばいいか迷うという方も多いと思いますので、市販薬についても気軽に相談してください。現地の治療法に対してのセカンドオピニオンも承っています。また、3人の子の母でもあるので、子育ての悩みなども相談してください。