ヨクミル相談医師である内藤 志歩医師の写真
相談医師

内藤 志歩

相談科:
専門領域:
  • 循環器内科
  • 心臓外科
海外にいる日本人の皆様へ
仕事やご家族、留学のご都合で海外で生活されるにあたり、大変ご苦労されていらっしゃると思います。健康に関する気持ちの重荷を少しでも軽くできるお手伝いができれば幸いです。
プロフィール
2010年
滋賀医科大学卒業
2010年
滋賀医科大学附属病院初期研修
2012年
滋賀医科大学附属病院心臓血管外科 後期研修
2014年
岸和田徳洲会病院 心臓血管外科
2015年
ドイツ Bad Berka Zentralklinikum ゲストドクター
2016年
ドイツ ハンブルク大学病院心臓外科勤務

資格等
外科専門医、日本腹部ステントグラフト実施医
ドイツ医師免許、ドイツ心臓外科専門医
所属学会
日本外科学会、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会
ドイツ心臓血管外科学会、ヨーロッパ心臓外科学会、Heart Valve Society

医師紹介
2015年にドイツに留学して、ドイツの病院で心臓外科医として勤務した内藤先生。先日転居して、イタリアでも病院勤務をされる予定です。ご専門分野などについて伺いました。

― ヨクミルに興味を持ったきっかけは?
偶然ヨクミルのホームページを見つけて、相談医師に知っている先生がいたので、詳細を聞かせていただき登録することにしました。私自身も海外に住み始めたころ、システムの違いや言葉の壁による医療へのアクセスの困難を感じました。そんな気持ちを軽減して、海外にお住まいの方のお力になれれば幸いです。

― 先生の専門分野や得意分野を教えてください。
成人心臓外科を専門としていて、狭心症、心筋梗塞、弁膜症、大動脈瘤、大動脈解離、心房細動、房室ブロック、感染性心内膜炎などを診察しています。症状で言うと胸痛、息切れ、胸の重み、失神、不整脈などです。循環器内科に関しても相談に応じます。また、大動脈弁二尖弁、オフポンプ冠動脈バイパス術の研究をしています。

― ドイツに留学されたきっかけを教えてください。
色々経験を積みたかったので、学生の頃から留学をしたいと思っていました。新しい治療法が進んでいるのと、心臓外科医の修練カリキュラムが整っているため、ドイツを留学先に選びました。また、日本で新しく保険診療になった治療法が、ドイツではすでに5年前からスタンダードになっているなど、心臓外科の分野では日本より進んでいるので、最新技術を勉強したいと思いました。

― 研究内容について教えてください。
大動脈弁二尖弁というのは、通常3つある弁が生まれつき2つしかない人です。それだけだと支障はないのですが、弁が硬くなったり穴が空いたり、閉まらなくなると手術が必要になります。俳優のアーノルド シュワルツネッガー氏も、40〜50歳の時に手術をしました。症状としては息切れ、動悸、胸の痛みなどです。 
オフポンプ冠動脈バイパス術は、上皇陛下が受けた手術なのですが、心臓の血管に細いところや詰まっているものがあると、心臓の筋肉に酸素が回らないので、心筋梗塞になったり心筋が弱ったりします。そのためにバイパスを作るのですが、心臓を止めないで行う術式です。現在はその2つの手術データなどを研究しています。

― 海外滞在中に、医療に関して困った経験はありますか?
1年前、職場の定期検診でコロナ陽性と言われました。嘱託医にかかったのですが、体調がすぐれない状態で、ドイツ語でやりとりすることに不安がありました。医師の説明は、普段使わない言葉なので分かりにくいし、自分の症状を説明するのも大変でした。

― 先生のご趣味やリフレッシュ法を教えてください。
観光地を回ったり、自然の中をハイキングしたりする旅行が好きです。また、コロナ禍前は、ヨガ教室に通っていましたが、現在はオンラインのレッスンを自宅で受けています。どちらも私にとっては、大切なリフレッシュ法です。

― どんな人にヨクミルを利用してもらいたいですか?
滞在地で心臓手術することになったけど、日本ではどんな治療をするのか知りたいとか、術後にはどんなことに気をつければ良いか、薬を飲めと言われたけどどんな薬なのかなどや、脈が飛ぶ、動悸がある、胸が苦しいなど気になる症状がある方は相談してください。ドイツやイタリアの医療事情に詳しい医師も少ないと思いますので、知りたいことがあれば聞いてください。健康や医療に不安を抱えていらっしゃる海外在住の方たちに、少しでもお力になれれば幸いです。

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