外科に関する主な疾患と症状
- 打撲
- 皮膚の擦り傷、内出血、腫れ、痛みがあります。
- 捻挫
- 関節がねじれたり、靭帯が損傷したりして、腫れ、痛み、運動制限が生じます。
- 切り傷
- 皮膚や組織が切れた傷口があり、出血、痛み、腫れが見られます。
- やけど
- 火や熱によって皮膚が損傷し、赤み、水ぶくれ、痛みが現れます。
- 胆石症
- 胆肝系に石ができる病気で、石が形成された場所により主に胆嚢結石、総胆管結石、肝内結石の3種類に分けられます。このうち胆嚢結石が最も多く70-80%程度です。
- 肝硬変
- ウイルス性肝炎やアルコール性肝炎などにより繊維(コラーゲン)が異常に増加・凝縮して肝機能の低下を引き起こす病気。「肝細胞の繊維化」とも呼ばれています。
- 十二指腸潰瘍
- 何らかの理由で十二指腸の壁をおおう粘膜に障害が生じ、十二指腸の壁が深くえぐれてしまう病気です。症状が進むと十二指腸の壁に穴があいてしまうこともあります。
外科の分類
- 一般外科
- 広範囲な外科分野を扱います。外傷(切り傷、擦り傷、やけど、捻挫、打撲)、床ずれ、骨折、関節痛、腫瘍やしこり、巻き爪などの幅広い相談に対応します。
- 消化器外科
- 消化器系は食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓、およびその他の関連する臓器で構成されていて、これらの臓器に関連する疾患や様々な悩みに対応します。
- 心臓血管外科
- 心臓、血管に関する疾患の相談に対応します。心臓バイパス手術、先天性心疾患手術、心臓弁手術、大動脈手術、動脈瘤手術、血管バイパス手術等、治療や手術に関する相談が可能です。
- 脳神経外科
- 脳、脊髄、神経系の異常や損傷、腫瘍、血管疾患などを専門とする分野です。頭痛、意識障害、顔や手足の痺れ、ふらつき、脳腫瘍やくも膜下出血、てんかんや脊髄損傷などの相談ができます。
- 胸部・呼吸器外科
- 胸部や呼吸器に関連する相談を専門的に行う分野です。肺がん、転移性肺腫瘍、胸部腫瘍、縦隔(肺の間の部位)腫瘍、気胸、胸部外傷などの悩みに対応します。
- 乳腺外科
- 乳がん、乳腺症、乳腺炎、乳房のしこりや腫れ、痛み、へこみ、引き連れ、乳頭からの分泌物や出血、乳がん健診の結果など、乳房に関するあらゆる悩みの相談に対応します。
- 口腔外科
- 口腔、顎、顔面ならびに、その隣接組織に現れる先天性および後天性の疾患に関する相談に対応します。スポーツや転倒などによる外傷、顎関節症、歯に起因する炎症、口腔がんや腫瘍などが相談できます。