【医師監修健康コラム】子供の低体温 1

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30年前は平熱が37度以上ある子供が大半でしたが、最近は幼児や小学生でも低体温の子供が増えているそうです。その原因と改善法を探ってみました。

子供の「冷えのサイン」をチェック

子供自身に自覚がなく周りも気づかないことも多いので、まずは冷えているかどうかチェックしてみましょう。

⬜︎ 平熱が36.5度以下
⬜︎ 顔色が青白かったり、薄茶色だったりする
⬜︎ 手足やお腹が冷えている
⬜︎ 風邪をひきやすい、すぐに熱を出す
⬜︎ 寝起きが悪い、いつも眠そうにしている
⬜︎ 落ち着きがなく、かんしゃくを起こしやすい
⬜︎ 夜泣きをしたり、夜中に何度も起きたりする
⬜︎ 疲れやすく、いつもだるそうにしている
⬜︎ 湿疹、じんましん、喘息などがある
⬜︎ 乗り物酔いしやすい

1つでも当てはまるものがあると要注意です。改善できるように努めましょう。

冷えが招く子供の不調

自律神経の乱れ 朝になっても眠っている時の低い体温のままなので、脳も体も覚醒していません。そのため無気力でやる気が出ない、集中力がない、覚えられないという状態になります。

免疫力低下 大人と同様に、体温が1度下がると白血球の働きが30%低下して、病原体を攻撃する力が弱くなってしまいます。免疫力が落ちることで風邪を引きやすくなったり、アレルギーを発症しやすくなったりします。

血流の低下 体が冷えていると体温を逃がさないようにするために血管が縮み、血流が悪くなります。そのため腹痛、頭痛、便秘、下痢、睡眠不足などの不調を引き起こしやすくなります。

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監修者プロフィール
相談科:
  • 耳鼻咽喉科
専門領域:
  • 耳鼻咽喉科
野田のだ 一郎いちろう先生
耳鼻咽喉科専門医。 福井医科大学(現福井大学医学部)卒業。 海外に赴任した患者さんから海外医療に関する不安を多数聞いて、「インターネット上で相談することで、不安を解消できるのではないか」と思いつき、YOKUMIRUシステムを共同開発した。自身も留学経験があるため、海外在住邦人の不安に寄り添い、親身になって相談に乗ってくれると定評がある。
著者アイコン 著者プロフィール
中野なかの 紗瑛さえ
文具メーカーでプロダクトマネージャーを担当後、システム開発販売会社で販売促進やイベント企画を経験。その後、フリーのプランナー・コピーライターとして、商品企画と販売促進全般、店舗、経営者、政治家、医者などの取材、ライティングを数多く手がける。2021年より、YOKUMIRU株式会社のブランディングマネージャーに就任。医療、健康、美容、飲食系のライティングを得意としている。
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