海外には、日本よりも紫外線が多いエリアがあるので、その地域にお住まいの方は、特に日焼けトラブルには気をつけないといけません。
今回は、日焼けしてしまった時の食事や対処法を紹介します。
日焼けしてしまった後のケアが大切!
●日本の3~6倍!?海外の危険な紫外線事情
●しまった!日焼けしてしまった!どうする?
●日焼けで黒くなる人、赤くなる人の違いは?
●美肌対策は抗酸化作用とビタミンCでしっかりと!
●いつもと違う日焼けしたお肌のお手入れ方法
日本の3~6倍!? 海外の危険な紫外線事情
紫外線をブロックしているつもりでも、予想以上に強い陽射しに負けて、肌がボロボロになってしまったという方もいらっしゃるかも知れません。
私はサッカー観戦が好きなので、真夏の観戦の際は帽子をして長袖シャツを着るようにしていますが、曇りの日に帽子を忘れて、うっかり日焼けをしたことがありました。
紫外線量を比べてみると、世界には日本よりも紫外線が強いエリアがあります。
日本人にも人気の観光地ハワイは、日本よりも3~6倍は紫外線が強く日焼け対策は欠かせません。
他にも特に注意が必要な国は
・アフリカ
・インド
・東南アジア
・アラブ
・中南米
・オーストラリア
だと言われています。
オゾン層はバリアを張って紫外線を守っていますが、オーストラリアは上空のオゾン層が薄いため、
世界でも皮膚ガン発症国として知られていて、政府が国民に紫外線対策を奨励しているほどです。
紫外線量は、日照時間や季節や緯度など条件により異なりますが、陽射しが強いと感じたなら徹底した日焼け対策をして、紫外線から肌を守りましょう。
しまった!日焼けしてしまった!どうする?
紫外線が強いのは、晴れの日だけではありません。曇りの日で晴れの日の60%、薄曇りの日では80%も紫外線が届いています。また、標高が高いほど紫外線の量は多くなるので、海だけでなく山登りでも紫外線対策は欠かせません。そして雪の上では雪面からの反射があるため、上からだけでなく下からも紫外線を受けます。
「大丈夫だろう」と紫外線対策を忘れてしまい、うっかり日焼けした時はどうすればよいでしょう?紫外線による肌の炎症を抑えるために、まずは日焼けした患部を冷やしましょう。濡れタオルや、タオルで包んだ保冷剤を幹部に当てるだけでも良いです。次に肌の水分が炎症で蒸発しないよう、水分補給をしましょう。脱水症状にならないよう、こまめな水分補給をして、ほてりを抑えることができます。
日焼けで黒くなる人、赤くなる人の違いは?
日焼けして、黒くなる人(サンタン)と赤くなる人(サンバーン)がいますよね。まず黒くなる人(サンタン)はメラニンを作る力が高く、肌に褐色が定着しやすくなり、肌がくすんだりごわついたりします。肌のターンオーバーを整えるケアと、メラニンの還元作用があるビタミンCをより意識して摂取しましょう。
次に赤くなる人(サンバーン)は、細胞を守るメラニンを作る力が弱くて、紫外線防御力も低く、ダメージが蓄積して将来的にシワやたるみなどの光老化しやすいです。赤くほてった肌は、軽いヤケド状態なので、早めに保冷剤や冷たい化粧水で肌を冷ましましょう。落ち着いたら乳液やクリームで保湿をして、お手入れをしてください。
そして日焼けした日は、体が温まると炎症している部分にヒリヒリ感が増すなどの影響が出てしまうので、入浴時に湯船に浸かるのは避けた方がいいです。少しぬるめのシャワーを浴びる方が良いです。体をゴシゴシ洗うと、炎症した肌をさらに痛めてしまうので、温水で軽く流す程度にしましょう。洗顔や日焼け止めを落とす場合は、通常よりも多めの量でクレンジングして、洗顔もゴシゴシ擦らずに泡で優しく撫でるようにしましょう。
美肌対策は抗酸化作用とビタミンCでしっかりと!
日焼けした後の食事は、メラニン生成を抑え、日焼け後のシミやしわの軽減に効果的な抗酸化作用のある成分を摂取すると良いです。
抗酸化作用のある成分と、それらを摂取できる食べ物を紹介します。
・ビタミンC: 柑橘類、緑黄色野菜、じゃがいも、さつまいも
・リコピン: トマト、スイカ、赤パプリカ
・ポリフェノール:ブルーベリー、ブドウ、ホウレンソウ、チョコレート、緑茶
ビタミンCは美肌効果も高いので、積極的に摂取しましょう。
ジュースやサプリメントで補うのも良いのですが、野菜や果物そのものを咀嚼して食べることで、内側からケアができます。
日焼けした当日は、蒸発した水分を補給するために水を飲むのが良いですが、翌日以降は抗酸化作用のあるカテキンを多く含んだ緑茶を飲むのもオススメです。
いつもと違う日焼けしたお肌のお手入れ方法
患部を冷やして痛みが治まってから、低刺激の化粧水で保水をして、乳液やクリームで保湿をしてください。化粧水は冷蔵庫で冷やすと鎮静効果が高まり、ほてった肌をより落ち着かせてくれます。たっぷり保湿した後に、低刺激で保湿効果もあるワセリンなどの軟膏類を塗るのもオススメです。
また、日焼けした後に肌がかゆくなることもありますが、かいてしまうと肌を傷つけるのでNGです。かゆみを抑えたい時は、日焼けした時と同じ要領で、濡らしたタオルやタオルで包んだ保冷剤をかゆみの部分にあてて、紛らわせてください。市販のかゆみ止めは刺激になる成分が入っている可能性もあるので、使用を避けてください。
2-3日すると、肌を再生するために皮がむけてきたりして、ついついむいてしまいたくなませんか?これは肌が乾燥している状態なので、ペロッとむかずに乳液やクリームで保湿するようにしましょう。無理に皮をむいてしまうと、肌を痛めるだけでなく、跡が残る原因になってしまうので絶対に自分でむかないでください。保湿して衣服の擦れなどの刺激を防ぎ、皮が自然にむけて落ちるのを待ちましょう。
ひどい日焼けをすると、病院を受診した方がいいか判断に迷うこともあるかと思います。冷やしても痛みが続いたり、水ぶくれができてしまったりしたら重度のヤケドと考えて病院の受診をお勧めします。日焼けの症状が治まらない時、肌トラブルにお悩みの場合には、ためらわずにヨクミルでご相談ください。
<参考サイト>
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