日本人の７～８割がO脚、X脚に悩まされています。それ以外にもXO脚というものがあることをご存じですか？
今回は、X脚とあまり知られていないXO脚について探ってみました。
以前、ご紹介したO脚についての原因や改善法と合わせてチェックしてみてくださいね。
日本人の８割がO脚！？（前編）
日本人の８割がO脚！？（後編）

X脚は両膝が内側に彎曲した状態、XO脚とは？

X脚とは、両膝が内側に彎曲した状態で、左右の膝を合わせても内くるぶしが接しないもののこと。見た目がXに見えることからX脚と呼ばれたり、外反膝（がいはんしつ）と呼ばれたりします。
XO脚とは、O脚やX脚のように医学用語はありません。脚を閉じた状態で立った時に、両方の太ももや膝はくっつくが、膝から下が外側に曲がっている状態にあります。X脚とO脚が合わさったような形のため、XO脚と呼ばれています。

あなたの脚はどのタイプかチェックしてみよう

自分がどのタイプの脚なのか、簡単にチェックできます。
以下の２つの方法でチェックしてみてください。

チェック１

①両足のかかととつま先をそろえた状態で立つ
②つま先を正面から外側に少し開く

X脚の場合 太ももと膝がくっついていてふくらはぎと足首が離れている。
XO脚の場合 太ももと膝と足首がくっついていてふくらはぎが離れている。

鏡でチェックするとわかりやすいです。自分でわからない場合は誰かに見てもらうと良いでしょう。

チェック２

いつも履いているスニーカーなどの靴の裏を見てみてください。
外側がすり減っている O脚の可能性
内側がすり減っている X脚の可能性
左右ですり減り方が異なる 骨盤の歪みや、歩き方に問題がある可能性

それぞれ歩き方や姿勢に原因が？！

X脚、XO脚の原因にはさまざまなものがあります。普段何気なく行っている動作が原因になっていることがあります。

・バランスよく歩いていますか？

歩くときに重心が親指に偏っていたり、身体全体のバランスが悪かったりすると、正しい歩き方にはならないでしょう。足の指が床につかない浮足になっていたり、小指が上ではなくて横を向いていたりしませんか？それらの状態は、正しい歩き方ができていない証拠になっています。

・座り方が骨格の捻れる原因に・・・

気付いたら変な座り方が癖になっていませんか。特に女性に多いのが、ぺたんこ座り（アヒル座り）やお姉さん座り（人魚座り・女座り）です。この座り方は、膝の骨がねじれて歪みやすく、X脚になりやすくなってしまいます。
また、椅子に座る時に足を組んでいませんか？足を組んだ状態が続くと、下半身の筋肉や骨にズレが生じてしまいます。

・股関節の歪みが脚の歪みに

骨盤の歪みも原因の1つです。X脚は膝が内に入った状態で、股関節が内側にねじれることで起こってしまいます。左右で股関節の高さが異なる人は要注意です。

・運動不足による筋肉量の低下

長時間のデスクワークで座りっぱなしで、運動不足になっていませんか？運動不足により、体重を支えている下半身の筋肉量が低下し、体が歪んでしまっている可能性があります。特に，内転筋と呼ばれる太ももの内側にある筋肉や、お尻周りの筋肉の低下はXO脚のリスクを高めるため、避けたいものです。

X脚かどうかわからない、原因に心当たりがある人、慢性的な痛みや違和感のある人は一度ヨクミルに相談してみてください！ 次回は改善方法や予防法について探っていきます。

〈参考文献〉
美脚の敵であるXO脚の原因と予防方法
XO脚とは？
X脚とは？おすすめの治し方や原因、放置したときに出る症例を紹介