海外にいる日本人の皆様へ

私自身も現在海外で生活し、楽しみもある一方で文化や制度の違いに戸惑うことも多々あります。同じように海外で生活されている皆さんの生活が少しでも過ごしやすくなるようお力添えできれば幸いです。 お子さんの体調や精神面で気になることがある方、慣れない海外生活で不安を抱えておられる方、ぜひお話を聞かせてください。

プロフィール

2012年
広島大学卒業
2014年
熊本赤十字病院小児科
2018年
東京都立小児総合医療センター 児童精神科
2020年
成増厚生病院 精神科

資格等
小児科専門医、精神保健指定医

医師紹介

2025年8月よりアメリカ・ニューヨークに留学されている田邉先生に、現在学んでいる内容やご専門分野についてお話を伺いました。

― ヨクミルをお知りになったきっかけは?
留学中でも患者さんに関わる機会が持てればと思い、選択肢を探す中でヨクミルを知りました。こちらに住む友人から、日本との医療制度や社会福祉制度の違いに戸惑うことが多いことを聞き、お役に立てることがあればと思い応募しました。

― 留学した理由と、現在学んでいる内容を教えてください。
日本では子どもの心理療法の学ぶ機会が少なく、興味分野を学べる場がアメリカにあったため留学しました。
現在は、子どもの精神療法、平たく言えばカウンセリングを学んでいます。ただ話を聞くだけではなく、その子をどのように理解し、どんなサポートをできるかを探りながら、面接を通じて特徴や良さを引き出す方法を磨いています。

― 先生の専門分野や得意分野を教えてください。
子どものメンタルヘルス全般を専門としています。小児科医としても児童精神科医としても勤務し、様々なお子さんを見てきたので、成長の気になることから、お子さんの心の不調や子育ての悩みまで、お気軽にご相談いただければと思います。

― 普段どんな症状を診察・治療・研究されていますか?
日本では、不登校や発達障害、不安障害、摂食障害など、心の不調を抱えるお子さんと関わってきました。最近は、心の不調が身体症状や行動として現れる方が増えています。お腹が痛い、食事がとれない、眠れないなどの症状で受診され、話をしていくうちにメンタルの問題が背景にあるとわかるケースも多いです。まずは患者さんが自分の気持ちに気づき、表現できるようにサポートすることを心がけています。
ご家族にも患者さんのことをより深く理解して、サポートしてもらえるよう助言しています。「薬でなんとかしたい」「早く治してほしい」と希望される方も多いのですが、時間がかかることを理解していただくようにしています。また、ご家族自身が心の不調を抱えている場合もあり、その際はご家族の相談も受けてしています。

― 専門分野を選択された理由を教えてください。
小児科医として勤務していた際、不登校の患者さんや、入院中に心の不調を訴える患者さんに関わる機会があり、児童精神科に興味を持つようになりました。実際に児童精神科で働き始めて、人の心の奥深さや面白さを改めて感じ、さらに学びを深めるため留学を決意しました。

― 海外滞在中に医療に関して困った経験はありますか?
5年ほど前、ボランティア活動でオーストラリアに滞在していた際、蚊に刺された部分を掻いて、傷が化膿しまいました。しばらく様子を見ていましたが、腫れてきたため家庭医を受診しました。ところが改善せず、結局救急病院で処置を受けることになりました。海外では、心理的にもシステム的にも受診が遅くなりがちなことを実感しました。

― 先生のご趣味やリフレッシュ法を教えてください。
街歩きが好きで、よく散歩します。知らないところに出かけて、新しいお店や公園などを見つけるのが楽しみです。また読書や映画鑑賞、音楽鑑賞も楽しんでいます。

― どんな人にヨクミルを利用してもらいたいですか?
体調や精神面に不安を抱えているけれど、現地の病院にはアクセスや言葉の問題もあってなかなか行きづらいと感じている方、病院にかかる内容ではないかも知れないけど不安や心配をお持ちの方、現地の病院を受診したけれどセカンドオピニオンを聴きたい方、など、何でもご相談いただければと思います。また子育てや生活のお悩み、ペアレントトレーニングなどもお気軽にご相談ください。
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