旅行中にトラブルに合わないための注意点

 鉄道でのスリや置き引き、非合法タクシーに注意！

イギリスの鉄道網は広範囲にわたり、主要都市や町々を結んでいます。ロンドンを中心に、主要な都市間を結ぶ高速列車（インターシティ）や地域内を走るローカル列車（コミューター列車）など、様々な路線が存在しますので、鉄道での移動が比較的便利です。チケットは、オンラインでの予約やスマホアプリなどで購入することもでき、事前に予約すると割引になる場合もあります。

ロンドン市内は地下鉄もあり、市内を網羅しているので手軽に移動できます。一日乗車券などもあるので、有効に活用しましょう。鉄道やバスは時間通りに来ないことも多いため、余裕を持ったスケジュールで行動しましょう。また、スリや置き引きの犯罪も報告されているので、貴重品はしっかり管理しましょう。

ロンドンで有名なタクシーの「ブラックキャブ」は、難しい試験に受かったドライバーだけが運転できるため非常に安全です。ミニキャブと呼ばれる個人が経営している、合法の比較的安いタクシーも走っています。ミニキャブは予約が必要です。それ以外に違法で運営しているタクシーがあり、そちらはかなり危険ですので利用しないようにしましょう。

レンタカーを利用する場合は、日本と同じ車は左側通行なので比較的運転しやすいですが、ロンドン中心部などは渋滞することが多いため、郊外を旅行するときに利用すると良いでしょう。

偽警官とその仲間による詐欺が頻発している！

偽警官による詐欺が発生していますので、注意してください。

手口としては、仲間が旅行者を装い写真撮影や道を尋ねるふりで声をかけてきて、応じていると警官を名乗る人物が現れます。仲間が警官の求めに応じてパスポートやクレジットカードを見せるので、同様に応じるとパスポートや現金、クレジットカード情報を盗まれるというものです。

対策としては、見知らぬ人物が近づいてきても極力関わらない、警察官のID番号を確認する、特に人気のない場所には絶対に行かないようにしましょう。イギリスでは、身分証を持ち歩く義務はないので、不審に感じる場合には、周囲にいる人や最寄りの警察署に助けを求めましょう。

お互い快適に過ごすためマナー尊重

イギリスには独自の文化やマナーがありますので、現地での行動には配慮が必要です。一般的なマナーや礼儀を尊重し、列に並ぶ、公共の場所では静かにする、ゴミをきちんと捨てるなど、地元の人々と共に快適な環境を作りましょう。また、イギリスではチップの習慣が一般的ですので、レストランやホテルでのサービスには、適切なチップを渡すことを忘れないようにしましょう。

緊急連絡先は手帳などにメモを！

緊急時に備えて、イギリスの緊急連絡先をメモしておきましょう。災害時などは、スマホが使用できなくなることもあるので、手帳などにもメモをしておくと安心です。

緊急通報番号：999　警察・救急車・消防車共通

どの公衆電話からでも無料通話可能な「999」に電話すると、オペレーターが出て「Which service do you require?」と尋ねられるので、警察なら「Police, please.（ポリス　プリーズ）」、救急車なら「Ambulance, please.（アンビュランス　プリーズ）」、火事なら「Fire Service, please.（ファイヤーサービス　プリーズ）」と言えば、それぞれの部署に繋いでくれます。電話番号、住所、氏名（救急車の場合は年齢も）、状態等を尋ねられますので、落ち着いて話をしてください。

警察（非緊急）：101

参考：外務省海外安全ホームページ｜安全対策基礎データ

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_154.html

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0044

参考：初めての海外は不安がいっぱい…？！イギリス生活のはじめ方

https://yokumiru.jp/archives/kaigaikenko_navi/4606

最後に

イギリス旅行前の準備と注意点を紹介しました。パスポートとビザの確認、海外旅行保険の加入、地域の特性と治安情報など、これらのポイントを把握して安全で快適なイギリス旅行を楽しみましょう。また、現地の人々との交流や文化体験も積極的に行い、思い出に残る旅をお過ごしください。