子どものくしゃみと鼻水が止まらない。ハウスダスト?花粉?風邪?
なんだか今日は、くしゃみが多くて辛そう…ずっと鼻水垂らしている。風邪でも引いているのかな?
子どもの鼻水というと、大したことないと思いがちかもしれません。
しかし、場合によってはアレルギーを引き起こしている可能性も考えられます。
今回は風邪やアレルギー性鼻炎の見分け方、普段からできる対処法、受診の目安についてお伝えします。
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・風邪の時の症状
子どもは保育園に入園するなど人との接触回数が多くなると、その分ウイルスとの接触機会も増えるため、
まだ免疫力の弱い頃はそれだけ風邪も引きやすくなります。
一方、風邪を引く度に免疫力をつけ、強い体になろうとしているとも言えるため、風邪の場合は過度に心配する必要はありません。
子どもが風邪を引いている時の症状は、1歳以上であれば大人とさほど変わりはなく、鼻水や発熱、咳などがあげられます。
風邪には、症状を和らげる薬はあっても特効薬となるものはないので、自宅で安静にしているのが良いです。
注意が必要なのは、発熱や咳以外にも、呼吸が苦しそう、嘔吐や下痢といった症状が見られる場合です。
この場合には他の病気を引き起こしている可能性があるため、医療機関を受診する目安にしてください。
・アレルギー性鼻炎の時の症状
子どものアレルギー性鼻炎も基本的には大人の症状と同じで、くしゃみや、鼻水、鼻づまりがあげられます。
またこの内、花粉による季節性のものと、ダニやハウスダストによる通年性のものとに分かれます。
最近ではハウスダストなどのアレルギーの発症だけではなく、花粉症の低年齢での発症も増加しているようです。
アレルギー性鼻炎は他の食物アレルギーなどとは違い、成長とともに症状が治るものではありません。
放置してしまうと、鼻がつまり口呼吸が中心になっていくだけでなく、気管支喘息やアレルギー性結膜炎など、
治療が必要な他の合併症を引き起こす可能性もあるため、医療機関を受診し適切な治療を行うことが必要になります。
子どもはなかなか自分の状態を言葉でうまく伝えられないので、鼻づまりや口呼吸が多いなど気になるときは、
注意深く観察してあげることが大切です。
海外の花粉症についてのブログはこちら
https://yokumiru.jp/archives/728
・日常からどんな予防ができる?
風邪の予防
うがいと手洗いを習慣にすることで、まずウイルスが体内に入ることを防ぎます。
外から帰った時に真っ先にうがい・手洗いをしやすくするためにも、
コップを子どもが好きなキャラクターのものにするなど工夫してあげるといいですね。
最近では、手をかざすだけで泡状の石鹸が出るものもあるので、子どもにとって楽しく手洗いができると感じるかもしれません。
アレルギー性鼻炎
ハウスダストやダニが原因の場合、こまめに掃除や換気をすることが、一番の対策になります。
室内の清掃や換気を行うことでアレルギー発症のリスクを減らし、症状の悪化を防ぐことに繋がります。
また寝具を日中に天日干ししてダニの繁殖を防ぐことも対策の一つです。
ただし天日干しだけでは、ダニは完全に除去できません。十分に湿気を取った後、掃除機で吸い取るようにすると効果的です。
・ヨクミルで耳鼻科に相談した会員様の声をご紹介します。
図を見ながらの解説がとても分かりやすい!(カナダ在住/30代女性 Yさん)
相談内容:耳の自閉感、鼻詰まり(耳鼻咽喉科)
耳が詰まっているような、こもっているような違和感が続いていたので耳鼻咽喉科の先生に相談しました。
先生が耳の構造図を使って、一緒に画面で見ながら細かく説明してくださったので、自分の症状をよく理解することができました。
親身になって話を聞いてくださる、とても好感が持てる先生でした。
相談が終わった後も、先生が記入してくださった相談内容をいつでも確認することができるので安心です。
こちらで購入できる市販薬なども教えていただけて、大変助かりました。ありがとうございました。
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今回は耳鼻科に相談された会員様の声をご紹介しましたが、
他にも子どものメンタルヘルスや小児科、歯科、内科、婦人科など様々な科の専門医が、
心身の疑問や不安にオンラインで答えてくれるので、子育ての悩みだけではなく、ご自身やパートナーの健康面に関しても相談できますよ。
監修:医師 野田一郎氏
参考サイト
医肌研究所 子どもに多い風邪の症状や対策は?インフルエンザとの違いもチェック
Medical Note 子どものアレルギー性鼻炎の特徴や対策〜放置するとどうなるの?親が心がけるとよいことは?〜
Medical Note 子どもの風邪の症状は?病院にはいつ行けばいいの?
大阪府 ダニとアレルギーの関係