子どもが肥満気味…気をつけるべきことは
新型コロナウィルスの感染拡大以降、在宅時間が長くなっているため、チリや韓国ではコロナ禍以前と比較し、
肥満に該当する子どもが5%も上昇しているなど、世界では子どもの肥満が増加しているところもあります。
そうなると自分の子どもは「肥満」に該当するのか、もしそうだとしたらどんなことに気をつけないといけないのか、などなど事前に知っておきたいですよね。
そこで今回は、子どもの肥満の原因や予防法について探ってみました。
肥満の原因と肥満が将来もたらすリスク
近年は在宅時間が増え、広い場所で思い切り体を動かす時間が減ってしましました。
そうなると、消費カロリーが減ってしまうので、ご飯やおやつなどで摂取するカロリー分を消費することが難しくなります。
子どもの肥満の原因に一番多く挙げられるのが、このカロリー消費不足によるものです。
また、ジュースやおやつばかりを食べていると栄養に偏りが出てくるので、これもまた肥満の原因になります。
カロリー消費不足や栄養の偏りが原因の肥満は、身長がそれほど伸びなくなるという特徴があります。
引き起こすリスクとしては、肥満の状態が続くと他の合併症を伴いやすくなります。
肥満は将来的に脂質異常症や高血圧の原因となり、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性を高めてしまいます。
そのため肥満と分かった際には、合併症を伴っていないか検査をする必要があります。
肥満の子どもが大人になると、肥満の状態が続く場合が非常に多いので、子どものうちから改善を試みることが重要です。
子どもの肥満を予防する方法
まず、食生活を見直すところから肥満予防は始められます。今のおやつの量が多すぎると思ったら減らし、子ども自身にどれくらいでお腹いっぱいになるかを確認して、
夕食の量などを調整するといいでしょう。また、朝食を食べていない子どもは睡眠時間が十分でないなど、生活習慣が崩れやすい場合が多く、
生活習慣の乱れは大人と同様、肥満に繋がりやすいことがわかっています。そのため、決まった時間に朝・昼・晩とご飯を食べ、しっかり動いて寝るなど、基本的な規則正しい生活習慣が肥満の対策になります。
また、最近はスマホやPCを閲覧する時間が長い子どもが多いですが、意識的に体を使った遊びができると、肥満対策にはより効果的です。
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肥満の基準は?計算の仕方と医師にかかるタイミング
子どもが肥満なのかどうかは、簡単な計算で確認することができます。「子ども 肥満 計算」で検索すると、現在の体重と身長、年齢から計算してくれるサイトが数多くあります。
また、肥満だけではなく痩せすぎかどうかもわかるので、体重・身長を測ったタイミングで、確認してみると良いでしょう。
また、サイト以外にも母子手帳にある成長曲線や肥満度成長曲線を利用すると、現在の身長に対して体重がどのくらいが適正なのかわかります。
明らかに体重が多い、または増加傾向が続いている場合は、医療機関を受診しましょう。判断が難しいようでしたら、ヨクミルで小児科の先生に相談してみてはいかがでしょうか。
オンラインなので、最短で24時間後の予約が可能です。子どもの肥満は、早い時期からサポートしていくことで、改善しやすくなることがわかっていますので、早めに相談してみてください。
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鹿島恭子先生 小児科・放射線画像診断科
2007年に移住しロンドンの日系クリニックで12年間、家庭医として勤務された鹿島先生。
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監修:医師 野田一郎氏
参考サイト
日本小児内分泌学会 肥満
日本小児科学科 幼児肥満ガイド
第6章 幼児肥満対策
第7章 幼児期からの肥満予防
JETRO 子供の肥満率、2021年も著しく上昇 (チリ)