まっすぐ立っているつもりでも、脚の間に隙間ができてしまう…そんな悩みを抱えている人はいませんか?
実は、日本人の8割がО脚に悩まされているのです。今回は、O脚について探ってみました。
O脚は両足が外側に湾曲した状態
両足が外側に彎曲した状態で、左右の内くるぶしをそろえても両膝が接しない足のこと。
足を揃えた時に、太ももから膝、そしてふくらはぎで作られる形がアルファベットのO(オー)になることから、O脚と呼ばれています。
内反膝(ないはんしつ)やガニ股とも呼ばれることがあります。
もしかして私もO脚?チェックしてみよう!
自分では気づいていないだけで、あなたもO脚かも知れません。以下の方法で今すぐチェックをしてみましょう。
①裸足の状態で、鏡の前に自然な姿勢で立つ
②両足のかかととつま先を揃える
③太もも、膝、ふくらはぎがくっつくか確認する
しっかりくっついていればO脚ではありません。くっつかない場合はO脚の可能性があります!さらにチェックしてみましょう。
目安として膝の間に指が何本分入るか見てみましょう。
1本以下 正常
1〜2本以下 軽度のO脚
2〜3本以下 軽度-中度のO脚
3本以上 重度のO脚
姿勢や習慣がO脚の原因になっている??
O脚は生まれつきではなく、普段の習慣などが歪みにつながっていることがあります。
・長時間の座り仕事による姿勢
椅子に浅く座って背もたれによりかかったり、足を組んだり、長時間のパソコンやスマートフォンの使用、これらを続けていたら気がついたら姿勢が悪くなっていたなんてことはありませんか?姿勢が悪くなってしまうと、骨盤や足の筋肉に歪みが出てしまいます。そのため、全体のバランスが崩れ、O脚へとつながってしまうのです。
・筋力の低下も原因に・・・
年齢による衰えや運動をする機会が減って、筋力が低下することによって、太ももの内側の筋力が弱くなり、自然と足が開くようになるため、O脚になってしまう可能性があります。
・歩き方や長時間のハイヒールでの歩行
ガニ股歩きや女性の方に特に多いハイヒールを履いて長時間歩く、そのふたつを続けていたら、脚の外側に負担がかかるようになり、膝が外に開こうとします。重心が移動してしまうことで、O脚になりやすくなるのです。
O脚を放置する危険性
見た目が美しくない以外にも、O脚を放置することは、下記のような様々なリスクがあります。
・脚がむくみやすくなる
O脚の状態になると、股関節が内側に回ることになります。そのため、股関節にある腸骨動脈、腸骨静脈が圧迫されるようになります。そうすると血液が十分に循環しにくくなり、むくみやすくなったり、冷えやすくなったりします。
・慢性的な腰痛
脚は骨盤に大きく関係しているため、O脚のように脚に生じた歪みを放置していると、慢性的な腰痛になるリスクが高くなってしまいます。
・変形性膝関節症になる可能性がある
O脚は膝に大きな負担がかかります。そのため加齢で骨がもろくなったときに膝の内側が潰れてしまい、変形性膝関節症という関節の変形が起こる疾患に繋がる可能性があります。
自分は、原因に当てはまってはいるけれどO脚なのかわからない。膝や股関節などに痛みがあるという人は一度ヨクミルで相談してみてください。
次回は改善方法について探っていきます。