【医師監修】サーファーズイヤーとは?耳の問題に悩むサーファーのためのアドバイス

更新日: 投稿日:

「サーファーズイヤー」って知っていますか?

色々な国で、サーフィンなどのマリンスポーツを楽しんでいらっしゃる方も多いと思います。
「Yokumiruオンライン診療相談」では、そんな方達より耳の痛みに関する相談を受けることがよくあります。
海外では、気軽に専門医に相談できる環境がほとんどないため、気になっていても何カ月も放置してしまう方も多いのではないでしょうか。
そんなサーファーの方達に気をつけていただきたいのが、サーファーズイヤーという耳の病気です。

長期間冷水の刺激を受けることによって、外耳道の骨が増殖し、耳の穴が全体的に狭くなる(狭窄)のがサーファーズイアー(外耳道外骨腫)です。
以前より職業潜水士や、頻繁に水泳を行う人に多く発症することが知られていましたが、
特にサーファーによく見られることから、サーファーズイヤーと呼ばれています。

 

 

 

 

 

 

(日本耳鼻咽喉科学会ホームページより)

外耳道の狭窄が軽い場合には、自覚症状はほとんどありません。
しかし狭窄が進んでくると耳の穴が塞がるようになり、耳垢が溜まったり、耳に入った水を出しにくくなったりします。
それにより細菌に感染し炎症が起こると、耳の痛みや耳漏(じろう:耳から液体が出てくる症状)が生じることもあります。
さらに進行して外耳道が完全に塞がってしまうと、耳の聞こえも悪くなります。

予防するためには耳に冷たい水が入らないよう、冬場のサーフィンを控えたり、耳栓を使用したりするのがよいと考えられます。
外骨腫が大きくなって症状が出てきたら、治療が必要となります。治療は手術が中心です。
このような症状で困っている方は、Yokumiruでご相談ください。耳鼻咽喉科の専門医が対応いたします。

教えていただいた先生

野田一郎先生
野田耳鼻咽喉科(兵庫県宝塚市)院長
Yokumiruオンライン医療相談サービス 相談医師

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監修者プロフィール
相談科:
  • 耳鼻咽喉科
専門領域:
  • 耳鼻咽喉科
野田のだ 一郎いちろう先生
耳鼻咽喉科専門医。 福井医科大学(現福井大学医学部)卒業。 海外に赴任した患者さんから海外医療に関する不安を多数聞いて、「インターネット上で相談することで、不安を解消できるのではないか」と思いつき、YOKUMIRUシステムを共同開発した。自身も留学経験があるため、海外在住邦人の不安に寄り添い、親身になって相談に乗ってくれると定評がある。
著者アイコン 著者プロフィール
中野なかの 紗瑛さえ
文具メーカーでプロダクトマネージャーを担当後、システム開発販売会社で販売促進やイベント企画を経験。その後、フリーのプランナー・コピーライターとして、商品企画と販売促進全般、店舗、経営者、政治家、医者などの取材、ライティングを数多く手がける。2021年より、YOKUMIRU株式会社のブランディングマネージャーに就任。医療、健康、美容、飲食系のライティングを得意としている。
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