妊娠に関する症状
妊娠に関する症状
吐き気と嘔吐(つわり)、乳房の変化、疲労感、頻尿、感情の変化、頻尿、食欲の変化、腹部の膨らみ、腰痛、皮膚の変化
月経に関する症状と主な疾患名
月経に関する症状
生理痛 (痛みの強弱)、月経不順 (周期の乱れ)、月経過多 (出血量の増加)
主な月経に関する疾患名
- 月経不順
- 正常の月経周期日数は、25~38日と定義されており、これに当てはまらないものが月経不順。初経から間もない時期や閉経前によくみられます。
- 月経前症候群
- 精神神経症状として情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、自律神経症状としてのぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感、身体的症状として腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなどがあります。
- 子宮内膜症
- 子宮内膜またはそれに似た組織が何らかの原因で、本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し発育する疾患が子宮内膜症です。20~30代の女性で発症することが多く、そのピークは30~34歳にあるといわれています。子宮内膜症は女性ホルモンの影響で月経周期に合わせて増殖し、月経時の血液が排出されずにプールされたり、周囲の組織と癒着をおこしてさまざまな痛みをもたらしたりします。また、不妊症の原因にもなります。
- 子宮筋腫
- 子宮筋腫は珍しくない腫瘍です。小さなものも含めると、30歳以上の女性の20-30%にみられます。がん(悪性の腫瘍)ではありませんが、貧血や痛みなど様々な症状の原因となります。筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなります。閉経すると、逆に小さくなります。複数個できることが多く、数や大きさはさまざまです。大きさやできる場所によって症状が違ってきます。できる場所によって、子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)、子宮の外側(漿膜下筋腫)に分けられます。
- 月経困難症
- 月経困難症は月経に随伴して起こる病的症状で、月経時あるいは月経直前より始まる強い下腹部痛や腰痛を主症状として、下腹痛、腰痛、腹部膨満感、嘔気、頭痛、疲労・脱力感、食欲不振、イライラ、下痢および憂うつの順に多くみられます。
性感染症に関する症状と主な疾患名
性感染症に関する症状
軽度の尿道炎や膣炎の症状、下腹部の不快感や軽い腹痛、発疹や水疱が生じることがある、発疹や水疱が生じることがある
主な性感染症に関する疾患名
- クラミジア
- クラミジアとは、日本国内で最も多い性感染症(STD)の一つで、クラミジア感染症とも呼ばれており、クラミジア・トラコマチスという病原体が、性行為などにより粘膜に感染します。 感染した場合、クラミジア性尿道炎(男性)、クラミジア性子宮頚管炎(女性)、咽頭クラミジア(男性・女性)などの病気を引き起こします。
- 梅毒
- 梅毒に感染すると、性器や口の中に小豆から指先くらいのしこりができたり、痛み、かゆみのない発疹が手のひらや体中に広がることがあります。また、これらの症状が消えても感染力が残っているのが特徴です。治療をしないまま放置していると、数年から数十年の間に心臓や血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、時には死にいたることもあります。
- ヒトパピローマウイルス (HPV)
- ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
不妊症に関する症状と主な疾患名
不妊症に関する症状
卵管の詰まりによる腹痛や下腹部の違和感、多嚢胞性卵巣症候群 (PCOS) など、ホルモンの異常によって排卵が正常に行われない、生理周期が不規則、性欲や勃起に問題がなくても、精液の質や量に問題、子宮内膜症や子宮筋腫によって子宮内膜が正常に機能しない
主な不妊症に関する疾患名
- 卵管障害
- 卵管障害は、卵管が閉寒する、卵管に癒着が起きている状態。子と卵子が受精できたとしても、そこから卵子が移動できないため、子宮外妊娠になってしまう。不妊症で悩む女性の3割にあたる、よくある疾患。
- 多嚢胞性卵巣症候群 (PCOS)
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS:polycystic ovarian syndrome)とは、若い女性の排卵障害では多くみられる疾患で、卵胞が発育するのに時間がかかってなかなか排卵しない疾患。自覚症状としては、(1)月経周期が35日以上(2)月経が以前は順調だったのに現在は不規則(3)にきびが多い(4)やや毛深い(5)肥満など。超音波で卵巣をみると10mmくらいの同じような大きさの卵胞がたくさんできて卵巣の外側に1列に並び、なかなかそれ以上大きくならないことが特徴で、ネックレスサインと呼ばれます。
- 男性因子不妊
- 男性不妊の原因として、約80%は良好な運動精子を多数造ることが出来にくい造精機能障害、精子の通路が詰まったりしている精路通過障害。喫煙や男性の加齢、過度のアルコール摂取、肥満、ストレス、高温環境等もその原因に。