小児科

小児科

相談科紹介

1.小児科とは

小児科は、新生児から思春期までの子どもの健康と発達に関する医療分野です。小児科医は、子どもの身体的、精神的な成長や発達、疾患などの悩みや不安について、専門家として相談に対応します。子どもの成長や発達に合わせて、身体的、精神的、社会的な健康を総合的にアドバイスを行います。

小児科に関する主な疾患と症状

小児科に関する主な疾患と症状

発育障害(developmental disorders)
身長や体重の成長が適切でない場合、成長ホルモン不足、栄養不良、甲状腺疾患などが原因である可能性があります。
感染症(infections)
風邪、インフルエンザ、耳感染症、咽頭炎、水ぼうそう、麻疹、風疹など、子どもは感染症にかかりやすく、早期判断が重要です。
アレルギー疾患(allergic diseases)
食物アレルギー、花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー関連の疾患が子どもに影響を及ぼすことがあります。
消化器疾患(digestive diseases)
胃腸のトラブル、便秘、下痢、胃炎、胃潰瘍、クローン病などが子どもに見られる場合があります。
呼吸器疾患(respiratory diseases)
喘息、気管支炎、肺炎、睡眠時無呼吸症候群(SDB)などが小児期に発症する可能性があります。
心臓疾患(heart diseases)
先天性心疾患、リウマチ熱、心筋炎などが子どもの心臓に影響を及ぼすことがあります。
神経学的疾患(neurological diseases)
てんかん、発達障害(自閉症スペクトラム障害など)、神経筋疾患などが小児科領域に含まれます。

2.海外で気をつけたいこと

海外での子どもの感染症対策

海外旅行前に、目的地で必要な予防接種や健康証明書の要件を確認し、小児科医に相談して接種スケジュールを調整しましょう。特に感染症が流行っている地域に行く場合、感染症予防策(手洗い、マスク着用など)を子どもに教え、実践させることが重要です。

海外での処方薬

子どもの薬は、体重や体表面積で量を決めるため、大人の場合ほど問題はないと考えられます。一方海外で処方される薬は、鎮痛解熱剤や下痢止めなど、日本では使わない成分もあるため注意が必要です。普段使用している薬がある場合は、持参するようにしましょう。

気温や天気の変化などに注意

日本とは違う気温や天気、その変化に注意しましょう。子ども、特に赤ちゃんは大人より体温調節機能が未熟で、暑さを感じてから汗をかくまで時間がかかってしまうため、体に熱がこもりやすくなっています。日焼けや熱中症、また冷房の効き過ぎた屋内なども、冷えすぎに注意が必要です。

3.ヨクミルのオンライン医療相談でできること

ヨクミルの小児科では、子どもの健康と発達に関する相談や、子育てにおける様々な心配の相談が可能です。日本とは異なる環境での子育ては、思いもよらぬ負担がかかっていることがあります。アレルギーや夜尿症、風邪など子育てをしていると心配事が後をつきません。自分だけで解決しようとせず、身近な人や専門の医師に早めに相談しましょう。

3-1.よくある相談

子どもの風邪、発熱時の対応についての相談

熱は病気のサインで、原因となる疾病に対する防御反応でもあります。子どもが発熱した時は、咳や鼻水、下痢、嘔吐など他の症状をチェックして原因を把握しましょう。ヨクミルでは、薬や対処方法、医療機関に行くかどうかの目安、医師への説明方法などをアドバイスできます。

子どものアレルギーに関する相談

食物や花粉など、アレルギーの原因物質は身近に溢れています。下痢や呼吸困難、かゆみや湿疹を伴うアトピー性皮膚炎などのアレルギーも乳児期にはよくみられます。日本では何ともなかった子どもでも、環境や水、食べ物が変わったことで、新たにアレルギー反応を起こすこともあります。アレルギーの原因になっているものを把握して、薬や食事、対処方法などを相談できます。

子育ての悩みや子どものメンタルの相談

周りに情報交換ができる人がいない方は、子どもの成長や体型、言葉の発達などが他の子と比較してどうなんだろうと不安になったり、夜尿症、人間関係や慣れない環境のストレスなど、子どものメンタルなども心配になることも多いと思います。ネットで調べてさらに不安になるより、海外で子育てをしている医師の話や、専門家の意見を聞くことで安心することができます。

 

3-2.庄司 保子医師への相談事例

Nさん(イギリス在住/40代女性)の場合
  • 1
    【相談内容と準備】
    お子様が自分で毛を抜いてしまうという症状についての相談でした。いつ頃からどんな具合でやっているのかを「相談内容」に記載して送っていただきました。
  • 2
    【オンライン相談時】
    お子様の症状を詳しくお聞きすると、ストレス発散の別の方法を身につけ始めているので、見守っていれば大丈夫ということをお話ししました。今後も同様な症状が出る可能性もありますが、指摘しすぎないでよく話を聞いて、娘さんもお母さんもストレスを溜めないようにするようアドバイスしました。
  • 3
    【相談記録を共有】
    相談時間が短かったので、相談時にお話ししたこと以外にも、自分で毛を抜いてしまうことの一般的な原因と、今後の家庭での対応方法、医療機関を受診する目安などをまとめて記載させていただきました。お母様が健康で、安心できる家庭を維持することが大切なので参考になるような内容を共有しました。

相談医師プロフィール

  • 相談医師:庄司 保子 医師
    • 小児科
2000年高知医科大学(現高知大学医学部)卒業
2000年大阪大学医学部附属病院小児科及び大阪府内の関連病院に勤務
2007年大阪府立母子医療センター消化器・内分泌科勤務
2021年日本大学医学部小児科系小児科学分野勤務
2023年大学病院、クリニックで小児内分泌専門外来に従事
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3-3.石井 敦士医師への相談事例

Oさん(アメリカ在住/30代女性)の場合
  • 1
    【相談内容と準備】
    お子さんが特定の食品で嘔吐して、現地の医師にアレルギー検査を勧められたけど、必要かどうかという相談内容を事前にお知らせいただきました。
  • 2
    【オンライン相談時】
    今までどんな食べ物で、どんな症状が出たかを細かく聞かせてもらいました。乳児はもともと吐きやすいこと、アレルギー以外に考えられる原因などをお話ししました。その上で検査よりも、例えば、卵ならパンなど材料の一部に使っているものを少しずつ食べさせてみて、慣れさせてみることをお勧めしました。
  • 3
    【相談記録を共有】
    オンラインでお聞きしたこと、お話ししたことをまとめて記載して、今後どう対応していくのが良いか参考にしていただくために、ガイドラインを引用して分かりやすく説明しました。
Aさん(ベルギー在住/20代女性)の場合
  • 1
    【相談内容と準備】
    お子さんに自閉スペクトラムのような傾向があるのが心配とのことで、ご両親から相談を受けました。
  • 2
    【オンライン相談時】
    言葉が遅れていることを心配されていましたが、初めてのお子さんで、どう育てれば良いか色々なことに迷ったり、不安を感じていらしたようです。悪いことをした時の注意の仕方など、子どもとどう接するのが良いか、専門家としてアドバイスしました。
  • 3
    【相談記録を共有】
    お子さんが自閉ペストクラムである、ないに関わらず、望ましい子どもとの接し方、育て方など相談時にお話をしたことをまとめて書きました。不安になることも多いと思いますが、参考にして欲しいと思います。
Mさん(フィリピン在住/30代女性)の場合
  • 1
    【相談内容と準備】
    子どもの発熱、股関節痛、頭痛、眼球痛についての相談でした。現地の病院に行ってもあまり話を聞いてくれないので、不安だということでした。
  • 2
    【オンライン相談時】
    お子さんも同席してオンラインでお話ししました。お子さんの顔色や様子から、重篤な病気ではないことが分かりましたので、今後の対処法などについてお話ししました。
  • 3
    【相談記録を共有】
    オンラインでお話ししたことや、今後状態が変化して医療機関を受診した方が良い目安、回復して学校に行って良い目安などを、まとめて記載して共有しました。

相談医師プロフィール

  • 相談医師:石井 敦士 医師
    • 小児科
2007年福岡大学医学部卒業
2009年福岡大学病院小児科、福岡大学大学院
2013年米国研究留学
2016年宮崎県都城市郡医師会病院
2017年福岡大学小児科
2021年現職
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3-4.U医師への相談事例

Hさん(カナダ在住/40代女性)の場合
  • 1
    【相談内容と準備】
    ずっと気になっていたという6歳の子どもの夜尿症についての相談。カナダでは専門医に受診するまでに数ヶ月かかるとのことで、気軽に相談することができないということでした。
  • 2
    【オンライン相談時】
    詳しいお話をお聞きして、過去の怪我や病気が原因ではないようなので、日頃の水分量など気をつけることをお話ししました。また、お子様にプレッシャーを感じさせないように気をつけて、上手くいった日にはカレンダーにシールを貼って励ますなどのアドバイスをさせていただきました。
  • 3
    【相談記録を共有】
    ネットで調べて不安になっていたようなので、日本の夜尿症ガイドラインなどを紹介して、大体12歳頃までには治るということや、気をつけることや病院に行く目安など、相談時にお話ししたこと、母親としての接し方などをまとめて記載しました。
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ヨクミルで相談できる
小児科の医師

  • 相談医師:神田 貴行 医師
  • 相談科:
    • 小児科
    専門領域:
    • 小児科
1996年鳥取大学医学部附属病院 小児科(医員)
1997年松江市立病院 小児科(研修医)
1998年公立八鹿病院 小児科(医員)
1998年鳥取県立中央病院 小児科(医員)
2002年公立八鹿病院 小児科(医員)
2004年 鳥取大学医学部附属病院 小児科(医員)
2004年 鳥取市立病院 小児科(医員)
2008年鳥取県立中央病院 小児科(医長)
2009年松江市立病院 小児科(医長)
2012年社会福祉法人つわぶきやましろクリニック 小児科(院長)
2023年島根大学医学部附属病院小児科非常勤勤務
2023年トータルリモテクリニック(オンライン診療専門)で小児科非常勤勤務
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  • 相談医師:竹森 千晃 医師
  • 相談科:
    • 小児科
    専門領域:
    • 小児科
    • 新生児科
2013年静岡赤十字病院 初期研修
2015年静岡県立こども病院 専攻医
2018年同新生児科(2024年3月まで)
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  • 相談医師:庄司 保子 医師
  • 相談科:
    • 小児科
    専門領域:
    • 小児科
2000年高知医科大学(現高知大学医学部)卒業
2000年大阪大学医学部附属病院小児科及び大阪府内の関連病院に勤務
2007年大阪府立母子医療センター消化器・内分泌科勤務
2021年 日本大学医学部小児科学系小児科学分野勤務
2023年大学病院、クリニックで小児内分泌専門外来に従事
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  • 相談医師:亀山 泰樹 医師
  • 相談科:
    • 小児科
    • 整形外科
    • 総合診療科
    専門領域:
    • 小児科
    • 整形外科
    • 総合診療科
2017年金沢大学 医学部医学科卒業
2019年沖縄協同病院 初期研修終了
2019年札幌医科大学、浦添総合病院、羊ヶ丘病院 等で勤務
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  • 相談医師:山口 太平 医師
  • 相談科:
    • 外科
    • 小児科
    専門領域:
    • 整形外科
    • 胃腸科
1953年北里大学医学部卒業後、国立長崎中央病院、北里大学病院、河野病院で勤務
現在山口外科医院 開業中(東京都福生市にて)
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  • 相談医師:北野 ひとみ 医師
  • 相談科:
    • 小児科
    専門領域:
    • 小児科
2011年近畿大学医学部卒業 大阪市内の大学や市中病院にて勤務
2016年小児科専門医取得
2017年大阪市内の小児科クリニックにて勤務
2018年日本医師会認定産業医取得
2020年子育て支援グループに参加
2022年海外留学に帯同
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  • 相談医師:清水 咲花 医師
  • 相談科:
    • 外科
    • 小児科
    専門領域:
    • 外科
    • 小児外科
    • 小児泌尿器科
    • 小児科
2018年東邦大学医学部 卒業
2020年初期研修を経て都内大学病院小児外科に入局
2024年大学院修了 医学博士
2024年カナダのマニトバ大学へ留学
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  • 相談医師:石井 敦士 医師
  • 相談科:
    • 小児科
    専門領域:
    • 小児科
2007年福岡大学医学部卒業
2009年福岡大学病院小児科、福岡大学大学院
2013年米国研究留学
2016年宮崎県都城市郡医師会病院
2017年福岡大学小児科
2021年現職
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  • 相談医師:上野 由香理 医師
  • 相談科:
    • 小児科
    • 整形外科
    専門領域:
    • 小児整形外科
    • 整形外科
2003年国立大学医学部を卒業
以後、整形外科医として都市部、地方の基幹病院にて研鑽を積む。
2010年整形外科専門医取得
2017年医療アドバイザーとして、海外在住邦人への医療相談、健康診断フォローアップ等を提供を開始し、現在に至る
専門は一般整形外科、小児整形外科
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  • 相談医師:出口 美帆子 医師
  • 相談科:
    • 小児科
    専門領域:
    • 小児科
2014年三重大学 卒業
2014年大阪大学医学部付属病院、関連病院で初期・後期研修
2019年小児科専門医取得
2024年家族でアメリカ合衆国に渡航
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  • 相談医師:石丸 紗恵 医師
  • 相談科:
    • 小児科
    専門領域:
    • 小児科
2006年信州大学医学部卒業
2008年東京都立清瀬小児病院
2010年東京都立小児総合医療センター 総合診療科、血液・腫瘍科
2017年国立がん研究センター中央病院 小児腫瘍科
2019年国立がん研究センター中央病院 臨床研究支援部門/小児腫瘍科
2020年Princess Máxima Center (オランダ)
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  • 相談医師:岡田 麻美 医師
  • 相談科:
    • 内科
    • 外科
    • 小児科
    • 整形外科
    • 産婦人科
    • 総合診療科
    専門領域:
    • 救急専門医
    • 産婦人科専門医
    • 集中治療専門医
2012年福岡大学医学部医学科卒
2014年大阪市立総合医療センター  産婦人科
2017年京都第二赤十字病院救命救急センター 救急科
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  • 相談医師:田中 徳治 医師
  • 相談科:
    • 内科
    • 外科
    • 小児科
    • 整形外科
    • 総合診療科
    専門領域:
    • 内科
    • 外科
    • 小児科
    • 救急科
    • 整形外科
    • 総合診療科
2010年自治医科大学卒業
2010年福井県立病院 初期研修
2012年若狭高浜病院 医員
2015年公立小浜病院 内科副医長
2016年美浜町丹生診療所 所長
2017年公立小浜病院 内科医長
2020年つるが生協診療所 所長
2021年福井医大学医学部附属病院 救急・総合診療部 助教
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  • 相談医師:一ノ瀬 大地 医師
  • 相談科:
    • 内科
    • 小児科
    • 整形外科
    • 総合診療科
    専門領域:
    • 内科
    • 小児科
    • 整形外科
    • 総合診療科
2011年日本大学医学部卒業
2014年筑波大学附属病院初期研修医修了
2018年筑波大学附属病院家庭医療専門医後期研修修了
2020年複数の医療機関で勤務
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  • 相談医師:楠元 恭子 医師
  • 相談科:
    • 小児科
    • 精神科(メンタルヘルス)
    • 総合診療科
    専門領域:
    • プライマリケア
    • 総合診療科
2006年初期研修医、その後麻酔科勤務
2012年オーストラリアで生活
2017年日本帰国後、総合診療科勤務
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  • 相談医師:武井 智昭 医師
  • 相談科:
    • 内科
    • 小児科
    • 精神科(メンタルヘルス)
    専門領域:
    • アレルギー科
    • プライマリケア科
    • 内科
    • 小児科
2002年慶応義塾大学医学部卒業。同大学病院の小児科の研修を経て、主に神奈川県の医療機関での各科の研修を経て、現在は神奈川県大和市の高座渋谷つばさクリニック院長(内科・小児科・アレルギー科)
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